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「着いた〜!初沖縄上陸〜!!」
三年になる前の春休み私たちはついに2人で旅行しに来た。
私たちは5月に修学旅行も控えていて、この2ヶ月間楽しみなことばかりだ。
でも、修学旅行は剛典と違うクラスだから、なかなか一緒にいられない。
剛典「やっぱり東京より暖かいなぁ〜。」
「ねぇまずは何する?何する?」
剛典「う〜ん。まず、ホテルにチェックインしようか。」
「うん。剛典のお母さんが予約してくれたんだよね?」
剛典「うん、そう。イイところないかなぁ?って聞いたらさ、私予約しといてあげるって張り切っちゃって…」
きっと彼のお母さんが予約してくれたのなら大丈夫だろうと思って、タクシーに乗りホテルに向かった。
「ねぇ、本当にココ?」
剛典「母さんが送ってきた場所だから合ってると思う。」
そこはとても大きくて、見るからに高級感の溢れる私には似合わないホテルだった。
「ねぇ、ココ高いんじゃない?私そんなにお金持ってないよ。」
剛典「あ、それなら大丈夫。母さんがちゃんとくれてるから。」
「え?でも…」
剛典「いいのいいの。コレぐらい。1周年記念でしょ?!」
私は彼に甘え、ココに泊まることにした。
彼が色々フロントでしている間、私は座って周りをキョロキョロ見回していた。
大きなシャンデリア、高そうなスーツを見に纏った人。
こんなの夢みたいだ。
剛典「咲終わったから部屋行こう。」
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作者名:A29 | 作成日時:2020年3月15日 18時