20. ページ20
私は一瞬何を言われているのかわからなかった。
でも、すぐに彼の言っている意味がわかり、恥ずかしくなった。
剛典「顔赤すぎ。」
いつまで経っても、そんなにストレートに言われたら恥ずかしい。
でも、彼のことを好きだし、付き合っているから別に悪いことではない。
それに私だってしたくない訳ではないし…
「うん。いい、よ。」
わたしがそう言うと彼は私に近づいてきて、キスをされるのかと思ったら、唇が触れていない状態でおでこがくっついた。
剛典「咲可愛い。大好き。絶対離れたくない。」
「フフ、いきなりどうしたの?でも、私も大好き。離れたくない。」
私たちは目を合わせ微笑みあった。
そしてどちらからともなく、唇が重なった。
そんなような日が毎日続いていった。
剛典と付き合ってからもうすぐ1年。
1ヶ月記念の時は遊園地に行ったから、次はどこに行こうか2人で相談し始める時期になった。
しかし、私たちには今年受験というものが控えていた。
だから、ゆっくりデートする時間が取れるのは受験前最後になるかもしれない。
私たちはよく考えて、旅行に行くことにした。
場所は沖縄へ。
しかし沖縄に行くまでお金がとてもかかることから、親に頼み込んだ。
でも、なかなか了承してもらえなかった。
1週間お母さんに頼み込んでやっと許可が下りた。
私は急いで彼に報告した。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:A29 | 作成日時:2020年3月15日 18時