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「やっと着いた〜!遊園地初めて!すご〜い!いっぱい乗り物あるよ!早く行こう!」
剛典「ちょっと待って。一人で早く行きすぎ。置いていくなよ。」
彼に手を引っ張られ、そのまま私の手は彼に握られた。
彼は恥ずかしいのか、私と目を合わせようとしない。
そんな彼の手を私は強く握り返した。
「最初にお昼食べよっか?!」
剛典「そうだね。そのぐらいの時間だよね。」
手を繋いだまま私たちはお昼ご飯を買うために列に並んだ。
剛典はカレーを食べて、私はパスタを食べた。
「フフ。美味しい。」
目の前に座る剛典を見て、私はニヤけてしまった。
剛典「なに?俺の顔になんかついてる?!」
「ううん。違う。なんか幸せだなぁ〜って、剛典とこんな風に出かけてご飯を一緒に食べられてることが。」
剛典は照れたようで、カレーを口の中いっぱいに入れた。
そんな一つ一つの仕草もとても可愛い。
彼のことをいつも以上に大好きだと思える瞬間だ。
ご飯を食べ終えて、私たちは乗り物に乗ることにした。
剛典「何乗りたい??」
「お化け屋敷に入りたい。」
剛典は怖いのは平気だと胸を張ってまた私の手を引き、私たちは歩き出した。
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作者名:A29 | 作成日時:2020年3月15日 18時