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13.初彼 ページ13
出会ってから一年程経ったある日の放課後。
誰もいなくなった教室に私と剛典だけが残っていた。
「話って何?」
剛典「あのさ、一年ぐらい一緒にいてよく咲のこと知って、好きになった。だから俺と付き合ってくれない?」
「え?」
胸がドキドキしている。
誰からも告られたことなんてない私が初めてそれも、初恋の相手に告られている。
もちろん答えは決まっている。
「うん。私で良ければ宜しく。」
剛典「マジ?!やった〜!」
彼は私のことを抱きしめた。
私も彼のことを抱きしめ返した。
「本当はね私、初めて会った日から好きだった。一目惚れ?ってやつ?こんなの初めてだった。」
剛典「俺はね、咲が化粧してきた日。あの時ちゃんと顔みて好きなった。あ、でも今は顔だけじゃないよ!全部好き。」
「私だって、全部好き。」
私と彼の体が離れると、私たちは見つめ合って微笑んだ。
今まで以上に学校生活が楽しめる気がする。
これから、彼とたくさんの思い出を作っていきたい。
そう強く心から願った。
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作者名:A29 | 作成日時:2020年3月15日 18時