時透君と恋をしたい！［時透 無一郎]

8話　伝える ページ11

Aside

A「うわーん！助けてくださぁ〜い！しのぶさぁ〜ん！」

しのぶ「どうしたんです？Aさん」

しのぶさんが少し驚いたような顔で振り向いた。

A「時透様のことを避けてしまうんです。どうしてだと思います？」

ヤバい、涙声になっちゃう。

しのぶ「意識してしまったのでは？」

しのぶさんすごい。私、色恋沙汰に弱いからなぁ〜。
　
しのぶ「避けるつもりはないんですね？」

私は、うなずく。

しのぶ「正直に自分の気持ちを、伝えるのはどうでしょう？」

A「自分の気持ちを、正直に・・・・・。」

私、正直になんて伝えられるのかな？

しのぶ「後悔の無いようにしっかりと、が大切ですよ。」

後悔の無いように、しっかりと。

そっか、そっか、そうだよね！

そう言えば私、自分の行動に後悔してばっかりじゃん！

逃げてしまった、名前で呼べない、

私、正直じゃなかった。





正直に、



自分の気持ちを、




しっかりと、



後悔の無いように、









伝える！




時透様に！いや、無一郎君に！

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