Pre 二次創作 4 (ページ10)

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早：今までも、熱が出たのに、何もしてもらえず、一人で苦しんでた事が多いはずだ…。さいわい、かすみがずっと家にいる…。かすみがいない時でも、僕か早乙女くんがいる…。
良：そう…だな
早：その子に何かあった時に、何とかしてやれる…

まじで、受け入れてくれてるんだ…

なびきさんが反対って言ってたけど…、

おじさんがそう言うなら、いけそうだな…

良：…らっ、乱馬とかあっ、あかねさんは、なんて言ってんだ…？
早：もちろん、いいって…。側にいてやるって言ってるよ
良：そうっか…
早：…台風の影響、受けてないか？
良：いや、俺たちは問題ねぇが…

ぜんぜん、この家も壊れてねぇしな…

早：その子だよ…。熱とか咳とか、出てるんじゃないかって思ってな…
良：あぁ…。最近、ずっと良くねぇんだ…。雨と雷がうるさいだろう？だからよ、昔あった事とか思い出すみてぇで、すげぇ不安定なんだ…
早：体調が？
良：それもそうだが、こころがなぁ…
早：…こころ？
良：あぁ…。あおいは、もともと、すげぇ寂しがり屋だ…。台風のせいで、さらにひどい、寂しがり屋になってやがるんだ…。今だって、あおいと手をつないで、おじさんと電話してる…
早：そうっか…。身体へのダメージがこころにも来るんだな…
良：あぁ…。

おじさん、すげぇ聞いてくるな…

早：…ふだんは、どんな子だ？
良：すげぇ優しいんだ…。自分が苦しい思いをしてるのに、「…修行しなくて、大丈夫？」って聞いてきてよ…
早：そっか…。
良：あおいの従弟の服部平次の話によると、心配しすぎるあまり、熱が出てしまって、入院って事もよくあったらしいぜ
早：そっか…。(すごい心配性で、寂しがり屋って事か…。あと、こころへのダメージがあっさり身体に来るって事だね…。)…って事は、突然、シャンプーが現れたら、まずいな…？
良：あぁ…。今の音でも、怯えてるからな…。シャンプーが来たら、たぶん、卒倒してしまって、翌日から熱が出るな…、本当かどうかは、分からねぇけど…
早：分かった…、こっちでも、対策を考えておくよ
良：あぁ…、よろしくたのむ

おじさんとの電話が終わって、俺は赤坂に受話器を返した

赤：…天道早雲さまは、なんと？
良：あおいの事をすげぇ知りたがってた
赤：そうで…ございますか
良：あと、あおいとは、真の家族になりたいって言ってたぜ
赤：まっ、まことで、ございますか…⁉
良：あぁ…。あおいができるだけ、気軽に話せるように、するって言ってたぜ…