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あ：ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、うっ、うん…
少しおさまってきた…
よかったぜ…
けどな…
また、いつ、音が鳴るか分からねぇ…
白金だって、いつ帰ってくるか…
何とかして、衝撃をふさぎてぇ…
頭を下げて、あおいの方をみると、うるうるしてる…
やってみるか…
良：…あおい？
あ：…なっ、なに？
良：おめぇ…、最近、泣いたか？
あ：…どっ、どういうこと…？
良：最近、おもいっきり泣いた事、あったか？
あおいは首を横にふった
良：…なら、おもいっきり泣きな。ついでに、音も聞こえづらいようにしてやっから
あ：しゃっ、シャツが…
良：俺の事は気にすんじゃねぇ…。それ以上、言うと離れっちまうぞ？
あおいの顔が俺の胸に当たった
俺は抱きなおした
あ：うっ、うぁ〜ん！こっ、こわいよぉ〜、はっ、はやく元気になりたいのに〜、何でなの〜
あおいの叫び声が部屋中に響いた
少しだけ、外の音が静かになった気がする…
良：よしよし、もう大丈夫だ…、俺がいるからなぁ
あおいの頭をなでながら、もう片方の腕であおいの両耳をふさいだ
あおいが俺の方を見てきた
あ：…えっ？
俺は片方の耳を開けた
良：俺がふさいだら、風の音が聞こえづらくなるだろう…？おめぇは、おもいっきり泣けりゃいい…
あ：あっ、あり…がと…
良：疲れたら、勝手に寝ていいからな…？
あ：うん…
あおいの頭が俺の胸に当たった
俺は再び、片方の耳をふさいだ
あおいには、ずっと泣きつづけた
ずっと、元気になりたい…
はやく、ここから出たい…
俺が修行してる姿を見たい…
って、ずっと言ってる…
そりゃ、そうだよな…
あの最初のリハビリの日から、もう4ヶ月半以上がたってる…
しかも、天候が悪すぎて、あおいの体調は、どんどん悪くなっていった
本当に、どうにかしてやりたい…
勢いよく、扉が開いた
それで男性と女性が入ってきた
白：わりぃ、遅くなった
赤：りょう…
白：圭一郎、結花、手伝ってくれっ！
赤ひ：はいっ！
白：えぇっと…、圭一郎は、薬をいっぱい出せ！結花は荷物を広げろ！
赤ひ：はいっ！
白金はそう指示していって、俺が座ってるベッドにやってきた
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作者名：田中カオリ | 作成日時：2019年4月15日 17時
