Pre 二次創作 4 (ページ20)

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白：…だれだ？
ひ：廣島です、白金先生
白：分かった、入ってくれ

廣島先生が入ってきた

廣島先生は、俺の医学部時代の同期で、よく飲み会にも行っていた

ひ：…どうしたの？
白：実はな、結花、診てほしい患者がいるんだ

俺は結花にあおいのカルテを見せた

ひ：あらっ、その子…、あなたがずっと診てる義妹さんじゃないの…
白：あぁ…。今の日本は、天気が悪い…。それで、昔の事を思い出して、怖がってんだ
ひ：そう…
白：それで、最近では話すのも難しいらしい…。赤坂によると、一回で言えるのが二文字目で限界で…、それ以上、話そうとすると、呼吸が苦しくなるみたいでな…
ひ：ん～、確かに私が行って診た方がいいわね…。その情報だけじゃ、何もできないわ
白：だと俺も思ってる…。だからよ、近いうちに、俺と日本に来てくれないか？
ひ：…いっ、いますぐ？
白：あぁ…。あおいが部屋から出たがってるらしい…。だから、できるだけ、早くNYを出たい
ひ：わっ、分かったわ…。ひっ、ひとまず、彼女の基礎データとか、検査データとかを送ってくれない？私も知っておきたいわ
白：分かった、すぐに送るよ…

結花は出ていって、俺はすぐにあおいの全データを結花に送った

その一週間後…

結花が部屋に入ってきた

白：…どうだ？何とかできるか？
ひ：もっ、もちろん…、できるわ…。けど…、つよい薬は使えないわね、あの状態だと…
白：ゆか…
ひ：それに今の療養状態だと、全然、良くならないわよ…。どこか大きな病院に入院させないと…
白：それは俺も十分に分かってる…、入院させないといけないというのも…。けど、あいつは病院が嫌いだし、入院したとしてもあまり効果が出ない可能性がある…。
ひ：せんせい…
白：だから今の状態で療養してもらうんだ…。その方があいつは、落ちつけるはずだ
ひ：(確かにそりゃそうだけど…)…設備とか機械は、どうするの？ぜんぜん、揃ってないんでしょう？
白：積みこめるだけ、積めて持っていけ…。特に耳鼻科特有の機械はな…
ひ：…費用は？
白：すべて俺が払うよ、飛行機だって、俺が出すから、君は準備だけすればいいんだ…。もちろん、俺が許可したと言えばいい…
ひ：分かりました…。できるだけ、持っていくわ
白：あぁ、よろしくたのむ」

一方の俺は

相変わらず、あおいの腕を握っていた

ときどき、さすってやる…

この方がいいだろうしな

あ：ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、くっ、くる…、しい…、ﾊｧ、