129.とある冬の日。 ページ2
桜餅side
冬が近づく11月上旬、あれもう冬？
まぁいいや、そんなある日の朝に新聞を取りに行く。
桜「さっむ···これからはパーカー羽織んないとか」
もうね、シェアハウスの扉からポストまでが遠いのよ。100m位ありそう←
そんな道を歩き、ポストを覗く。
桜「···?何これ」
新聞を取ると、下から真っ黒の封筒が出てきた。
誰宛なのかを確認したいけど、誰の名前も書いていない。その代わり
桜「────“これを最初に見た人は、この手紙を他の誰にも見せてはいけない”？」
謎過ぎる、と呟きながら取り合えずポケットに突っ込み、来た道を引き返す
外への扉をガチャン、と閉めると丁度歌詞さんが2階から降りてきた所だった
皆を起こしてたのね、いつもお疲れ様です
歌「···どうしたの？合掌しながら礼なんかして」
桜「···いや、なんでもないです。あ、そうだ」
歌詞さんに取ってきた新聞を渡す。
歌「お、ありがと。いつも助かるよ」
桜「いえ、私掃除も料理も出来ないので」
この位しないと流石に駄目ですから、兄さんに怒られる、と苦笑いをする
桜「それじゃ、二度寝してきます」
歌「あ、また寝るんだw」
笑われた。何故。
取り合えず階段をのぼり、自室に入る
そして封筒を切って中の手紙(?)を出した
これを見た人は7日後、
○○公園に午後6:00に来い
誰かに話したり
誰かがついてきたり
見た人が来なければ
誰かが犠牲者になる
ツゥッと嫌な汗が伝う。
めんどくさい手紙を見たものだ
桜「はぁ···」
この世で一番深いため息をついた気がする。
この手紙のせいで気持ちの悪い朝を迎えた。
「キャアアアアアアアアッァアアアア！？」
─────否、この手紙と謎の悲鳴でかなり気持ちの悪い朝を迎えた。
桜「ﾁｯ···なんなの」
舌打ちをして悲鳴が聞こえたリビングへ向かった
···あれ、私二度寝をするために部屋に戻ったんじゃなかったっけ？←
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作者名：月見だんご | 作成日時：2017年8月21日 23時
