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お風呂の中に泡が現れ始めているのを確認して、
私は3部くんを見る
『さて、どーしよっか？』
3部「え？ノープラン？」
だって、さすがに友達と普通のお風呂に入るのは気まずいじゃん。
それなら泡入れて遊ぼうかな、と……笑
私たちは、先に3部くんが湯船に浸かり、
目を開じている間にAが入るという
なんともテキトーかつ大ざっぱな流れを決めた。
3部もまだまだ健全である。
目を覆った手の狭間からほんの少しだけ見てみようなんて思ってしまって。
しかしAの白い足が見えた瞬間にそれは断念した。
俺は友達相手に何をしようとしたんだ⋯。
『友達とお風呂なんて久しぶりに入った！』
パチャパチャと水面を揺らし泡をつくる私たち。
やっぱりいつもと違うことするとテンション上がる!!
両手にのる限りの泡をすくい上げて、それを3部くんの頭にのせる
『アハハっ、かわいい』
意外と3部くんもノリノリで泡のかけ合いがはじまった。
本人たちからすればただの水遊びである。
＿＿＿＿＿＿＿
「先輩、面白くないです」
「そうね、私が許可するわ。好きにしなさい」
「ふふっ、はーい♡」
＿＿＿＿＿＿＿
パシャン
そんな音とともに私たちは黙りこんだ
見る見るうちに自分と相手の顔が赤く染まるのが至近距離で分かる。
それもそうだ。
今まで普通に水と泡の掛け合いをしていたのに、
突然バスタブが小さくなったのだ。
体感などではなく物理的に。
その拍子に足を滑らせたAは小さなその中でバランスを崩した。
そして冒頭に戻る。
泡でぬるぬるとした肌同士が触れ合うと同時に、
水中ではハッキリとお互いの体温を感じて。
お湯が互いの体温を上げているのがせめてもの救いであった。
3部「……あが、らない？」
『う、ん。そだね………。』
なんとかあがった頃には2人とも
思いっきりのぼせてしばらくは動くことが出来なかった
すりぃ｢キャンディーキスチャレンジをしろ｣→←3部｢風呂に入れ｣
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作者名：ちょこばなな | 作成日時：2019年8月15日 14時
