Gero｢腹部を触り合え｣ ページ5
『あっ、Geroくんじゃん。この前ぶり』
Gero「…うん。ここ、どこ？」
『命令に従わないと出られない部屋。』
Gero「あー、なるほどな。ありがちやんな｣
だよねぇ、なんて呟いて2人してため息。
運営はどういう目的で私たちを集めてんだろ。
心理学実験の被験者、みたいなもんかな？
ならせめて給料払ってほしいよね
2人で見つけたお題の紙には［腹部を触り合え］の文字。
日頃のお題に比べたら簡単に見えてくる不思議。
『これ、服の上からでもいいかな？』
Gero「いいんじゃない。もしダメなら直接触れば良いでしょ。」
恐る恐るシャツ越しに腹筋で硬いお腹に触れる。
布越しに板を触ってるみたいで変な感じだ。
お題は"お互い"のため、Geroくんも私の服の腹部に触れる。
でもやっぱり簡単には出してはくれないようで扉は微動だにしない。
しょうがないな、とため息をついた彼は、
自身のシャツを片手で掴み、上に引き上げた。
そこから鍛えられて割れた腹筋が顔を見せて
思わずうわぁ、と声を漏らしてしまう。
Gero「…なに、うわぁって」
『だってGeroくん、腹筋割れてないイメージだから』
一般的に見ると失礼な発言だけど
Geroくんは気にしないで私を一瞥して。
Gero「失礼だね。オレだって鍛えてるよ｣
私は人差し指を立てて指の腹でGeroくんに触れる。
シャツ越しの時とは違って、
筋肉の凹凸がはっきりと感じられる。
Gero「変態ちゃん。気は済んだ？さっさと出るよ｣
特に躊躇する様子を見せず、
彼は私の服の裾から手を差し込みするりと指の腹で私の腹部を撫でる
触り方がなんだかえっちで落ち着かない。
"ガチャ"
『あ、開いた』
Gero｢行こっか｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこばなな | 作成日時：2019年8月15日 14時
