第佰玖譚 痣の発現 ページ33
数日後−−−−−−−−−−−。
風柱「あーあァ。羨ましい事だぜェ。なんで俺は上弦に遭遇しねェんだ」
美しい産屋敷邸に、荒々しい声が響いた。
蛇柱「甘露寺と時透、それから雪城。身体の方はどうだ」
甘露寺「あ、うんっ! ありがとう。ずいぶん良くなったよ」
時透「僕も、まだ本調子じゃないですけど・・・・・・」
『わたしも大丈夫です』
今日は、緊急柱合会議だった。
たぶん、上弦を倒したことについて。後、禰豆子ちゃんのこと。
柱合会議に参加するのは、今回が三回目。
あまり慣れないな、と小さく息をついた。
岩柱「これ以上柱が欠ければ鬼殺隊が危うい。死なずに上弦を倒したのは尊いことだ」
胡蝶「今回の三人ですが、傷の治りが異常に早いです。何かあったんですか?」
水柱様「その件も含めて、お館様からお話があるだろう」
しばらく会話していると、美しい声が聞こえた。
?「大変お待たせ致しました」
声が、いつもと違う。お館様じゃない。
顔を上げて見えたのは、白樺の精の様に綺麗な−−−−−ーあまね様だ。
バッと、一斉に頭を下げる。
あまね「当主の輝哉が病状の悪化により、今後皆様の前へ出る事が不可能となった旨、
心よりお詫び申し上げます。」
岩柱「お館様が1日でも日長く、その命を燃やして下さる事を祈り申し上げる・・・」
お館様・・・・・・。
思わず俯いてしまいそうになるが、顔を上げる。
誰よりもつらいのは、お館様の奥方であるあまね様だ。
しばらく禰豆子ちゃんの話をしていた。
が、しばらくしてあまね様の視線が甘露寺さん、時透さん、わたしに向く。
あまね「上弦の肆・伍・新陸との戦いで、甘露寺様、時透様、それから雪城様。
三人に、独特な紋様の痣が発言したという報告が上がっております。
三人には、痣の発現の条件をご教示願いたく存じます」
時透「!?」
甘露寺「痣?」
『・・・・・・?』
痣?
そんなこと、
心の中で首を傾げる。が、すぐに納得する。
そういえば、椛と戦った時、なぜか途中からとても体が軽かった気がする。
ーー椛「何、その左頬の三つ葉みたいな、水色のやつ。めいく、ってやつ?
でもそれ、さっきまでなかったよね? え? ちょい待ち、椛、混乱」
あの時は聞き流したけれど、そんなことも言っていた。
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楪日織(プロフ) - むいゆう大好きです!!!さん» そうなんです〜。正直、自分でも初作品なわけで、終わるっていう実感はあまり湧かないんですけど、4部作も書いてたわけで夢主に愛着も沸いていて、完結したら寂しい気持ちがぐっとくると思いますね……。はい!終わってもぜひ仲良くしましょうね! (2021年5月31日 20時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)
むいゆう大好きです!!! - そうなんですか〜少し寂しいですね... 終わっても仲良くしてもらえますか... (^○^/)? (2021年5月31日 19時) (レス) id: 7da351b259 (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - むいゆう大好きです!!!さん» いーや、まだ終わりませんよぉ……!6月6日日曜日に完結予定ですので、それまでお待ちください!今のところ夢主は無一郎と会っていませんね。無限城が会ったのは最後です。 (2021年5月30日 13時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - むいゆう大好きです!!!さん» はい、頑張ります! (2021年5月30日 13時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)
むいゆう大好きです!!! - 最終話ヤバイ!むっちゃ泣ける!!あの、聞きたいことがあるんですが... 夢主が死んだ後は、無一郎と会ったのですか?? (2021年5月30日 13時) (レス) id: 7da351b259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楪日織 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kasumi88/
作成日時:2021年2月20日 22時