第17話 退屈 ページ34
「はいはいそこまでそれ以上騒ぎを大きくするとアキちゃんが怖がるでしょ!」
先ほどまで取り乱していたのは五条先生だったのに宿儺と玉藻前の喧嘩により我に帰ったようだ
『…。』
そして当の本人は外を仕切りに見つめ心配そうな表情を浮かべてそれに気が付いた玉藻前
【どうかしたのかえ?妾の愛しいアキよ。】
『…五条先生、夏油先生。』
アキの言おうとしていることがわかるのか二人は頷いた
____________
「例に漏れず退屈。」
伏黒の式神に身動きを抑えられているがブチッと引きちぎる東堂
「やる気がまるで感じられん。」
「…下手に出てりゃ偉そうにそこまで言うならやってやるよ。」
伏黒が動こうとした瞬間
『“凍てつかせろ“…動かないでね無理に砕こうとすると死ぬよ?』
「おーギリギリセーフ。」
「おかか!」
否定するように声を上げた狗巻
「うんまぁアウトっちゃアウトか。」
「……久しぶりだなパンダ。」
「なんで交流会まで我慢できないかね。帰った帰った大きい声だすぞいや〜んって。」
「言われなくても帰るところだ。」
ポリポリとかきながら上着はどこだっけと首をかしげる東堂
「どうやら退屈し通しってワケでもなさそうだ。乙骨に伝えとけ「オマエも出ろ」と。
「(面倒くせ。)オレパンダニンゲンノコトバワカラナイ。」
片言で話すパンダに何とも言えない目で見る狗巻とアキ
______________
「呪術師続けるなら喧嘩売る相手は選ぶことね。」
「ウチのパシリに何してんだよ、真依。」
「あら、落ちこぼれ過ぎて気づかなかったわ真希。」
「落ちこぼれはお互い様だろ。オマエだって物に呪力を篭めるばっかりで術式もクソもねぇじゃねぇか。」
「呪力がないよりましよ。上ばかり見てると首が痛くなるからたまにはこうして下を見ないとね。」
「あーやめやめ底辺同士でみっともねぇ…野薔薇!!立てるか!?」
「…。」
反応がない野薔薇の様子を見る真依
「無理よしばらく起きないわ。それなりに痛めつけたもの。」
そして寸止めで持参していた棒を扱う真希
「何?やる気?」
いつの間にか復活していたのか真依の首を絞める野薔薇
「ナイスサポート真希さん。おろしたてのジャージにばかすか穴空けやがってテメェのその制服置いてけよ。私の夏服にしてやる。」
「次は体の穴増やしてやるわよ。あとその足の長さじゃこれは着れないんじゃない?」
「(おとす!)」
151人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - 少し覗いただけですが、とても面白そうです…!名前変換は出来ますか…?? (2022年10月19日 17時) (レス) id: 4042d7fd3a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - あ、すみませんありがとうございます! (2022年1月5日 19時) (レス) id: 61860c6a40 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ28で、「呪霊」が「樹齢」になっています。 (2021年12月28日 15時) (レス) @page28 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ15で、「呪霊」が「樹齢」になっています (2021年12月28日 14時) (レス) @page16 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - あ、ごめんなさい変換ミスですね!直します! (2021年2月15日 17時) (レス) id: fc25212e1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アキ | 作成日時:2021年1月29日 0時