第11話 ある夢想 ページ23
「僕はさ、性格悪いんだよね。」
「知ってます。」
キリッと言う伊地知
「伊地知マジビンタ。」
「マ…マジビンタ？」
五条先生の言葉に怯えた。
「教師なんて柄じゃないそんな僕がなんで高専で教鞭をとっているか聞いて。」
「なんでですか…？」
「夢があるんだ。」
「夢…ですか。」
「そっ悠二のことでも分かる通り、上層部は呪術界の魔窟。保身馬鹿、世襲馬鹿、高慢馬鹿、ただの馬鹿、腐ったミカンのバーゲンセール。そんなクソ呪術界をリセットする。上の連中を野放しにするのは簡単だ、でもそれじゃ首がすげ替わるだけで変革は起きない。そんなやり方じゃ誰も付いて来ないしね、だから僕は教育を選んだんだ強く聡い仲間を育てることを。」
それこそが近くにいる夏油傑の意見でもあり亡くなった彼女“瀬織津アキ“の意志でもあるのだ
「そんなわけで自分の任務を生徒に投げることもある。」
「よく言うよ。」
愛のムチと言う五条先生にそれはサボりたいだけでは？と口に出すと碌なことがないことはわかっているため神妙な表情を浮かべる伊地知と呆れている夏油先生
「皆優秀だよ特に三年秤二年乙骨。彼らは僕に並ぶ術師になる。」
悠二もその一人だった…！！と拳を強く握りしめる五条先生にそっと手を重ね拳を解くアキ
『…気持ちはわからなくはないけど血が出ちゃうから駄目…。』
「アキちゃん…。」
すり…と猫のように擦り寄る五条先生にオイコラと引き剥がそうとする夏油先生
「ちょっと君達もう始めるけどそこで見てるつもりか？」
だが五条先生はポカン…伊地知はあんぐりと口を開け、夏油先生は目を見開きアキは困惑気味に家入先生の方を…正確には家入先生の後ろを凝視した
「おわっ！！フルチンじゃん！！」
死んだはずの虎杖が起き上がったために家入先生はピシリ…と固まる
「ごごご五ご五条さん！！いいいいいい生き。」
ロボットが壊れたように言葉にならない単語を発言しまくる伊地知
「クックッ伊地知うるさい。」
期待通りと言わんばかりに笑みを浮かべる五条先生
『…夏油先生…前、見えないです…。』
夏油先生の手により目を塞がれているアキは手を剥がそうと奮闘していた
「男の裸なんて見ちゃいけません！」
キャラ崩壊もいい所の夏油先生((
「ちょっと残念。」
せっかくお通夜のような空気から一転したと言うのに本当に残念そうに言う家入先生
「あの〜はずかしいんスけど…誰？」
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はな(プロフ) - 少し覗いただけですが、とても面白そうです…！名前変換は出来ますか…？？ (2022年10月19日 17時) (
レス) id: 4042d7fd3a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - あ、すみませんありがとうございます！ (2022年1月5日 19時) (レス) id: 61860c6a40 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ28で、「呪霊」が「樹齢」になっています。 (2021年12月28日 15時) (レス) @page28 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ15で、「呪霊」が「樹齢」になっています (2021年12月28日 14時) (レス) @page16 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - あ、ごめんなさい変換ミスですね！直します！ (2021年2月15日 17時) (レス) id: fc25212e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年1月29日 0時
