第五訓 ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ ページ17
「俺が以前から買いだめていた大量のチョコが姿を消した。食べた奴は正直に手ェ挙げろ今なら四分の三殺しで許してやる。」
「四分の三殺しってほとんど死んでんじゃないスか。っていうかアンタいい加減にしないとホント糖尿になりますよ。」
それにアキさんにもこっぴどく怒られているでしょう…と新八は茶を飲みながら言う。
「またも狙われた大使館。連続爆破テロ凶行続く…。物騒な世の中アルな〜私恐いヨパピーマミー。」
鼻血を出しながら言う神楽。
「恐いのはオメーだよ幸せそうに鼻血をたらしやがって。うまかったか俺のチョコは？」
ガッと神楽の頬を鷲掴みする銀時。
「チョコ食べて鼻血なんてそんなベタな〜。」
「とぼけんなァァ！！鼻血から糖分の匂いがプンプンすんぞ！！」
「バカ言うなちょっと鼻クソ深追いしただけヨ。」
「年頃の娘がそんなに深追いするわけねーだろ。定年間際の刑事かお前は！！」
「例えがわかんねーよ！！っていうかおちつけ！！」
「つーか…アキはまだ戻って来てねぇのか？」
「そういわれてみれば遅いですねアキさん。そろそろで帰ってくるはずなんですけど事故にでもあったんでしょうか？」
という言葉と同時に一階で何かが突っ込む音がした。
「……新八ィ。」
「……はい。」
「まさか…。」
「「「今の衝突にアキ(さん)が巻き込まれたんじゃない(アル)よな！！？」」」
「くらあああああ！！」
「「「！」」」
「ワレェェェェェ！！人の店に何してくれとんじゃアア！！死ぬ覚悟できてんだろーな！！」
そこには怪我した男の胸倉を掴んでいるお登勢の姿があったがどうやら近くにはアキはいないようだ。
「ス…スンマセン。昨日からあんまり寝てなかったもんで。」
「よっしゃ！！今永遠に眠らしたらァァ！！」
「お登勢さん怪我人相手にそんな！！」
『おーうおう何だ何だ何の騒ぎだこんな滅茶苦茶に物が壊れて…。』
「アキさん！！」
買い物袋を持ったアキの姿に万事屋は安堵の息を吐いた。
『つか…こりゃ酷ェ。神楽とりあえず救急車呼んで。』
「救急車ャャアアア！！」
「誰がそんな原始的な呼び方しろっつったよ。」
銀時は足元の手紙を拾うと。
「飛脚かアンタ。届け物エライことになってんぞ。」
「こ…これ…これを…俺の代わりに届けてください……お願い。」
銀時は荷物を受け取るがアキは無表情でソレを見ていた。
『(っていってこういう時良いことないからねマジで。)』
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作者名：アキ | 作成日時：2018年9月11日 0時
