Spirits (ページ8)

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僕がアジトに来るとなんだかよくわからない状況になっていた。知らない人がアジトにいるし、楓ちゃんはキレてるし、莉央ちゃんは驚いている。僕がいない間に何があったのかと思ってしまう。
「あのー！どうしました？なんかメンバー増えてますけど。」
「「メンバーじゃねーよ！」」
「えっ？じゃあ、な………」
「「ストーカーだよ！」」
「ストーカー？」
「あっ、おねしょ。いたんだ。」
「いましたよ、さっきから！浩介、これはどういう状態ですか？」
「いやー楓と莉央が学校行ってる時にストーカーされてたみたいでさーそれで楓がストーカーしてた名前はー俊くん？をボコして連れてきた。」
「連れてきた!?ダメでしょ！ここに連れてきたら僕た……」
「おーねーしょ？(口は笑ってるけど目が笑ってない。)」
僕は秘密だったことを忘れていた。
「ーーーっ！とにかく、君はどうしてこの2人をストーカーしてたの？」
「ストーカーって、理由はあります。それに楓にはストーカー目的はありません。」
「はぁ？あんた………」
「まあまあまあ」
「ここでカミングアウトしますけど、実は水瀬のことをずっとストーカーしてました。」
「うーん……カミングアウトしすぎ。」
「………どうして私のこと？だって学校では普通に会って挨拶してたじゃん！その時に話したいことがあれば話せば良かったのに。」
「学校では話せないことなんだ。」
「えっ？」
「2人で話したいんです。話させてもらえませんか？」
「えっと、浩介どうしたら」
「私の部屋に入れて話しちゃダメ？」
「浩介、いいの？」
「………」
「ねぇー」
「おっけー！莉央の部屋だけね。」
「ありがとうございます。」
「俊くん、こっち。」
「うん」
莉央の部屋
「なんかごめん。」
「いいよ、全然。で話って」
「あのね、」
突然俊くんは莉央ちゃんをベッドに押し倒した。
「っ！何っ」
「やっとできたね、莉央。」
「えっ？」
「これから始まるよ」
「あっっ」
そう言って俊くんは莉央ちゃんを抱きしめた。