Spirits (ページ7)

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莉央ちゃんが来てからの朝はとてもものだった。僕は住んでいないので(住めとも言われていない)そのかわり朝に必ず寄る。
というか勝手に寄っている。
「莉央の目玉焼きー」
「朝からご機嫌で。」
「莉央、私もう行くけど。」
「え！待って！後5分！」
「はいはい」
「皆さん、おはようございます。」
「おはよー、小田。」
「おはよー、おねしょ！」
「小田でもおねしょでもじゃねーよ！ヒズネームイズ小田おねしょ真人！」
「ミドルネームみたいに言うな！」
「言い合いしてるところサーセン！もう学校行きます。」
「おう、いってら！」
「あっ、気をつけてね。後おねしょって言うなーー！！！！！」
「「いってきまーす！」」
莉央ちゃんと楓ちゃんはきっと僕の言葉を無視して学校に行った。
「おねしょってミドルネームなの？」
「さあ？」
「ねぇ、今日の移動教室一緒に行こう！」
「いいよ！」
莉央ちゃんと楓ちゃんがわちゃわちゃ話していると後ろをついていく人がいた。
学校が終わり帰り道にもその人はいた。2人は気づいていた。
「ねぇ、いるよね？」
「あーいるね。」
「行く道変える？」
「変えて捕まえようか。」
「「よし」」
2人は普段通らない裏道に入った。後ろをついていく人も2人が入った裏道を入っていった。
「テメェ！！！！」
「ちょっ、楓！」
「はい、連行だ！連行！莉央行くぞーー！」
「……うん」
「痛っ！ちょ離せよ！」