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白夜の空 �� ページ21
それはプロペラのついた小さな箱のようなものだった
《あー、あー聞こえるか？》
「う、うん」
よく見ればマイクもレンズも付いている
《へへ！凄いだろう。名付けて、レンレンレンラクン3号だ‼︎》
「……。」
《……。》
《悪い、忘れてくれ》
「ふっ！あはは‼︎」
___その笑い方はおよしなさい‼︎_______
つい笑ってしまった
彼本人へ視線を移せば彼は少し恥ずかしそうに眉を下げてはいるが笑っていた
《…寒くないか？》
「大丈夫」
《眠くは》
「話があるんでしょう？」
私が避けていたこと？お父様について？
それともオリオンの機密事項？
きっとそれらについて問いただされると思っていたが
《あ、いや…色々聞きたいこととか確かにあるんだが、ただお前と話しがしたかったんだ》
レイラ「…本当に"私"の事信じてるんだね」
《レイラ？》
レイラ「私は、自分でも"私"を信じられないのに」
彼らが話していた作戦を思い出す
「…もっと強くなりたい」
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作者名：KASUMI | 作成日時：2021年8月24日 21時
