【イナイレ】呪いを継いだ少女の巡る物語 (ページ10)

今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:5,380 hit

2章:役目と力と涙ページ10

『渡！？』

[℡おう、悪いな突然。]

渡こと、辺見渡。帝国学園サッカー部のメンバーであり私の幼馴染みのひとりでもある。

『ううん、大丈夫。どうしたの？』

[℡あー、言いづらいんだけどさ…佐久間と源田が入院してる事は帰ってきた時に話したよな？]

『うん。試合でってやつでしょ？』

[℡その2人が病院から消えた。]

『…は？』

何を言ってるのか理解が出来ない。
消えた…？

[℡嫌な予感がする。念のため頭に入れておいてくれ。アイツが関わってないとも限らないからな。俺らも探したいところだけど、ほかの連中のメンタルもまだ回復したわけじゃねーから…。]

『わかった。渡もあんまり溜め込むのは良くないよ。お前もすぐ無理するんだから！』

[℡ははっ、お前に言われたくねーよ。じゃあな。]

『うん、バイバイ。』

驚いたな…ちょっと不味いかも。
今あの人に出てこられるのは良くない。

｢ルナ？｣

『何でもないよ』

現実はそう上手くいかない。

｢響木さんからメール？｣

ああ、やめてよ。

｢影山が脱走し愛媛に真・帝国学園を設立した！？｣

どうして、こんなに

｢なんだって！？｣

世界は

｢何！？｣

無情なの？

ねぇ、神様？もしいるなら、たすけてよ。私のなんでもあげるから。こんな小娘のものなんて要らない？お願いだから

『私を一人にしないで。神様』

(神様、か…愛い子だよね君は本当に。)

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
第2章突入しました。
ここから少しずつ原作から逸れたものとなります。
ご注意ください。

最後の台詞、誰だか分かりましたか？気休め程度に考えてみてください！