4話 ページ43
何でこんなに苦しいのだろう。
私は彼らとどんな関係がある？彼らは私の何？私は一体何者なの？
そう考えたら、息が苦しくなって
『はっ、う…ぁっ、』
うまく呼吸が出来ない
−落ち着け−
−ルナ、ゆっくりだ。深く息を吸って、−
『？？』
どこかで聞いたことのある声が聞こえた
｢｢？｣｣
−もうすぐ会える。が、今はそこには行けない。だから俺が帰るまで、みんなを頼む。−
ああ、そうだ。この声は…
『修也』
｢えっ？｣
幸い、小さな声で呟いたおかげが誰にも聞こえていなかったその名前。私をこのチームに入れたきっかけの人物。
｢落ち着いた？｣
『…うん、心配してくれてありがとう！』
ここまで的に狙われれば疑われるのは仕方ないよな。
｢えーーんどおおおおおおおおおお！！｣
｢｢｢！？！？｣｣｣
｢綱海！！｣
あ、目金くん危な…どんっ
｢｢｢わっ！？｣｣｣
｢試合、やろうぜ！！｣
｢おう！大海原中とさ！｣
｢サッカー部入ったのか！…監督！｣
大海原中？
｢許可できないわ。私達は炎のストライカーを探しに来たの。そんな地元中と試合をしてる暇はないわ。｣
『いいじゃないですか。確か、大海原中って結構な強豪だったはずですよ。それなりの練習相手にはなると思います。』
｢…はぁ、勝手にしなさい。｣
｢ありがとうございます！！｣
地区予選決勝で落ちてるけどね
『じゃ、頑張って。私行かないから。』
｢なんで？｣
『貧血になっちゃって…その間ストライカー探ししてるから。』
あの男絶許
｢一人で大丈夫？｣
『うん、頑張って。楽しんできてねー。』
そうして、私はストライカーを探しに、皆は試合をしに行った。
｢さ、てと…出てきなよ。そこで盗み聞きしてる人。｣
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作者名：りぃん | 作成日時：2017年4月1日 1時
