1話 ページ40
･････で、
『綱海さんだっけ？凄かったね。』
｢ああ、｣
『あ、アッガリー！！』
｢早っ！？くないですか！｣
立向居くん、そのくらいタメでええよ。
いまなにしてるかって？ババ抜きですよババ抜き
今日の出来事振り返りながらみんなで遊んでるの。
目金くんを助けてくれた人、綱海って言うらしいんだけどね？この人すっごい運動能力高いのよ。ホントに凄かった！
『じゃ、おやすみー。』
｢｢えっ！？｣｣
早いとか思ったそこの人、ネタが無いんだよ許して。作者中途半端なシリアスしか書けないの。
あー、でももっと起きてれば意味のわからない夢を見ないで済んだかも。
−−
くらい、暗い、クライ…
ここはどこだろう？
｢朔夜！！｣
朔夜…？だれ、それ
｢お、××！｣
｢久しいな、いつ以来か…。｣
｢覚えてないなぁ。時間が経つのは早いよ。｣
ナニコレ
｢それで、なんでこんな所にいるんだ？｣
｢たまたまさ、こっちに用があってな。それで来てみたらお前が見えたからな。｣
｢ふーん…｣
あれ？あの人嘘ついてる。なんでだろう。
それに、どこか出会ったことがあるような気がする。
ザッ、ザザッ_____
景色が変わった…次は何？
｢まーた、ここに来てたの？｣
｢月詠、｣
月詠って、神様の名前だよね？
確か、三貴神の1柱。
｢××もいるよ。朔夜｣
｢よぉ、｣
さっきと違う人だ。
｢珍しいなぁー、２柱が一緒にいるなんて。｣
｢同じところに用があったんだよ。ね？｣
｢ああ、驚いたが俺達も仲が悪いわけじゃないからな。｣
そう言って笑う顔にはどこか見覚えがあった。
誰だっけ…あの声、あの顔、もう少しで思い出しそうなのに…
｢思い出さなければいい｣
『だれ！？』
｢初めまして？九龍ルナちゃん。｣
『朔夜、さん。』
私の目の前にはさっきまで楽しそうに笑ってた朔夜さんではなく、感情のこもっていない目でこちらを見る朔夜さん。
｢怖いんだろ？あいつらに求められるのが。あいつらが必要とするのが自分じゃないことに気がついてるんだろ？｣
『や、めて。』
｢突き放してやればいい。中途半端な優しさは彼らを引き寄せるだけだよ。あいつらが欲しているのはお前じゃない。｣
『黙って…』
｢所詮、忌み子のお前は誰も欲しがらない。誰にも求められること無く消えるんだよ。｣
『やめて…、誰かっ』
−その子に、手を出すな！−
｢っ！？｣
その声と共に何も見えなくなった
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作者名：りぃん | 作成日時：2017年4月1日 1時
