5章:炎の復活と雷の襲来 ページ39
｢皆！沖縄のストライカーがいるという情報が入ったわ｣
立向居くんのお陰で円堂が本来のやる気を取り戻し、その立向居君をチームに迎え入れた雷門の次の目的地は沖縄なようです。
そんな我らがただいまどこにいるかと言いいますと…船の上なのです。
『アッツ…』
｢落ちるなよ。｣
『溶けて落ちる。』
｢溶けないだろー。｣
円堂に笑われた。解せぬ。
あ、因みにマネちゃんズとは一応和解したからね？一応。
｢わ、あぁぁぁぁぁぁあ！！｣
『んー？』
｢どうした！？｣
やっばい、円堂との差よ。
て、あらら…目金くん落ちてる。
あー、でも人来てくれてるみたい。大丈夫かな
｢人事だね。｣
『！！士郎か、ビックリした。』
｢ふふっ、ごめんね？｣
『いいよー。』
｢お詫びにキスして上げる。｣
『要らない』
何言ってんだこいつ
｢…僕の事嫌いなの？｣
何でそうなるの
『嫌いじゃないよ』
｢じゃあ、いいよね？｣
『一目考えてもらえますー！？後そういったことはお付き合いした女性としてくださーい！！』
｢大丈夫大丈夫。｣
『何が！？』
｢ね、だめ？｣
こいつ、そんな捨てられたの犬みたいなかおしたって…
『は、恥ずかしいから…だめ…』
だめだ、今顔赤い。
｢っ！！もー、それはずるいよルナちゃん…｣
『んぇ？』
｢後で絶対するからね！｣
遠慮します。
そんな、私に執着しないで下さい
切実に。
｢ふね、今日はあの便しかないらしいわよ。｣
｢はぁ！？もう、アンタのせいだかんね！｣
｢なっ、僕は被害者ですよ！？｣
『便が1便なのはもうどうしょうもないけど、目金くんはもう少し反省しなよ。』
｢ルナは甘すぎ！！｣
『無事だっただけ良しとしようよ。』
｢全く、アイツらしい。｣
｢そうだね、アノコらしい。｣
そんな物欲しげな顔してこっち見んなよ変態共…
｢…よし、サッカーやろう！｣
でたよ、サッカーバカ…
『砂浜でやるの？』
｢諦めろ。｣
『そうなるよなー。』
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作者名：りぃん | 作成日時：2017年4月1日 1時
