10話 吹雪side ページ28
まさか気づいてるなんてね、アツヤ
｢嬉しそうだな。｣
だって、嬉しいよ。あの子が僕のこと見てくれてるって事でしょ？
｢へーへー、そうだな。｣
(ったく、そこまで執着されてるアイツが憐れになるぜ。)
憐れだなんて…筵普通の人間なら喜ぶところだと思うけどね。神様に気に入られればなんでも叶う、なんて思うのが殆どでしょ？
｢それ相応の代償が必要だろ。｣
ふふ、そうだね。あの子はもうその代償を払ってるけどね。
｢ああ、そうだったな。｣
魂そのものを代償にされるなんて、でも父上に気に入られた時点で人としてなんて生きられないか。
｢まだ、このままでもいいだろ。今度はすぐに消えるなんてことにはならねぇだろうし。｣
だと、いいけどね。
さっき、約束しちゃったし大丈夫か！
｢ったく、独り占めしてんのは誰だかなぁ。｣
それは許してよ。あんな優しくされたら誰でも縋りたくなっちゃうってば。
｢どうだか。｣
アツヤにも分かるよ、きっと。
あーあー、鬼道くん…青龍にバレたら怒られちゃうかな？
｢知らね。あいつはあいつで、抜けがけしてるしお相子だろ。｣
そうだね。…早く思い出してくれないと、皆嫉妬で狂っちゃうかもよ？ルナちゃん。
僕ら神と呼ばれる存在は嫉妬深い。前にも誰か言ってた気がするけど。特に位が高くなればなるほどね。僕みたいに三貴神なんて、簡単に人っ子一人隠せちゃうんだから。
覚悟しててね、可愛い可愛いおひぃさん
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ヤンデレにするつもりは無かった(震え声)
キャラの崩壊が酷いデスネ。
p.s試合描写がクソほど苦手なんで多分ほとんど書けません
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作者名：りぃん | 作成日時：2017年4月1日 1時
