7話 ページ25
｢何も無かった…。｣
結局誰1人何も見つけることなく集合時間になってしまった私達は集まることになった。が、
｢あれ？一ノ瀬くんは？｣
｢そーいや、居ないな。｣
1人一ノ瀬が来ない。彼が忘れてるなんてことは無いだろうし、何かあったのかもしれない。
｢一ノ瀬なら外みたいだよ。この2人がらしき人を見たんだって。｣
｢｢始めましてー｣｣
｢…｣
吹雪、皆もう呆れてるよ。
何はともあれ居場所が分かったなら良かったけど。
｢で、ここか。｣
『これ、お好み焼き屋さんだよね？』
｢どうみてもそうだな。｣
｢あ、円堂！！｣
一之瀬発見
｢へぇ、こいつらがさっき言ってた仲間か。｣
｢うん。それじゃあ、お好み焼き屋ご馳走様。｣
｢ちょいまち｣
出ていこうとするところを変なオーラ纏って止めた女の子
何を言い出すのかと思えば
｢あんたがさっき食べたお好み焼きな、うちの結婚せなあかんのや。｣
｢｢｢はぁ！？｣｣｣
まだ、14歳の一ノ瀬は結婚出来ないよ。
｢大変なことになっちゃったね？｣
『ねー。てか、あの子一ノ瀬に好きな子いたらとか考えないのかな？』
｢さぁ？僕なら好きな子に好きな人がいても奪うけどね。｣
『え？』
吹雪そんなキャラだったっけ…？
｢だから、覚悟しててね？ルナ｣
『えっ』
私！？
(君がほかの同種ばかり目で追ってると隠しちゃうよ、ルナ。神様は嫉妬深いんだから。)
不敵な笑みを浮かべて隣に立つ吹雪から不気味な何かが出ていたが気付かないふりをしようと思う。
｢こんなのはどうでしょう！｣
あ、話進んでた。女の子増えてる…
｢一ノ瀬くんを掛けて僕達と勝負です！｣
｢ちょっと大丈夫なの？｣
｢こんな地元の女子チームに僕らが負けるはずないじゃないですか。｣
カチンっ
｢ええやんそれ。面白そうやな。｣
｢では、決定ですね！｣
『…私でない。』
｢ルナ！？｣
一之瀬すごいショック受けてるけど知らない
｢な、何故でヤンスか！？｣
『地元の！女子チーム相手に！雷門イレブンが負けるはずないもんねぇ？女子の力なんて必要ないでしょ？』
｢お兄ちゃん…｣
｢女子チームだから、と見下したのが気に入らないらしいぞ。｣
『じゃ、頑張ってー。私見てるから。』
｢あ、はは…｣
試合をしていて分かったけど、他のメンバーもどこか見下してるところがあったらしい。
先制点を取られた挙句、ボールさえ奪えない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りぃん | 作成日時：2017年4月1日 1時
