5話 ページ23
次の日、雷門イレブンは大阪にあるというエイリア学園のアジトに向かうことになった。
途中、バスの中で私は昨日からずっと気になっていることを聞くことにした
『昨日さ、渡に何言われてたの？』
あの後合流して聞いても教えてくれなかった。
おしえてくれてもいいのにねー！
｢渡？｣
｢辺見、昨日のヤツのことだ。｣
｢名前呼びなんだなー。そう言えば鬼道の事も名前だよな？｣
『うん。それは置いといて、何言われたの？』
気になって仕方ない。呼び捨ての件はスルーしよう
｢ふふっ、ルナちゃんはチームメイトに愛されてるのね。｣
秋に笑われた
『は！？』
｢そういえば、昨日言ってたお嬢ってなんでヤンスか？｣
あー、出たよお嬢。
『なんだったかなー？忘れちゃったなー。』
｢態とらしっ｣
うるさいぞ土門。今現在後ろの席のお前なら簡単に叩けるぞ。
染岡が抜けて1人で座ることになった吹雪の隣にいどうしたんだ。寂しそーにこっち見てたのが、どうも可愛くて。
｢で、どんな意味なんだ？鬼道。｣
『ちょっ』
｢裏の司令塔。または、手のつけられないエース。そんな意味が込められていたな。｣
ちょっと待て
『裏の司令塔はいいとしよう。私そんな手が付けられない！？』
｢キレたら止まらないだろう。｣
『あっ…』
｢思い当たるふしが有るんだね…。｣
有りまくるわ…。
｢ルナがキレるところ想像出来ないな。｣
｢やばいって、あれは。｣
だから、一ノ瀬と土門は後ろなんだから聞こえてますよ。
『そんなに酷いかな。』
｢酷いなんてものじゃない。｣
『お前の態度が酷い。』
｢そもそもお前があんなことするのが悪いだろう。｣
『怒らせるやつが悪いと思うよ。』
((仲いいなぁ…。))
皆が思った瞬間だった。
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作者名：りぃん | 作成日時：2017年4月1日 1時
