【イナイレ】呪いを継いだ少女の巡る物語 (ページ21)

今日:2 hit、昨日:40 hit、合計:5,397 hit

3話ページ21

皆のところに着くと監督が丁度染岡にチームを離れろと言ったところだった。

でも、それを良しとしない人もいる訳で

｢本人が残ると言っているんです！今の俺たちに必要なのは体がどうなろうと戦い抜くという気持ちでしょう！？｣

特に風丸はこの事件の前からずっと一緒にやってきたこともある所為か酷く反抗していた。

『それは違うと思う。』

｢ルナさん！？｣

｢何が違うんだよ！！｣

『体がどうなろうと戦い抜いて、その後は？ボロボロの体でその後チームメイトと楽しんでサッカーできなくなったらどうするの？』

そんな事にはなって欲しくない。苦しいのは本人だけじゃない。それをわかって欲しい。

『染岡は、どっちがいい？これから先のチームとのサッカーを取るか、今無理をしてその未来を潰すのか。』

こんなにもいいチームならきっと誰でも同じ答えを選ぶと思う。

｢…分かった。頑張れよお前ら！｣

｢染岡…おう！｣

これで、いい意味で強くなれればいいね。

｢行くぞルナ。｣

『お腹空いちゃった』

｢お前なぁ…先行ってろ。｣

何を感じ取ったのか渡の言葉に私が答える前に修二に連れていかれてしまった。

｢すぐ来いよ。｣