十二、 ページ13
「あ、乾かし終わった？」
『うん』
「なぁ、映画見ねぇ？」
『別にいいけど何みんの？』
「お前サブスク入ってる？」
『入ってる』
「お、これか」
『何見んの？』
「いや、決まってない」
『なんだ、なんか見たいのあるのかと思った』
「いやー？なんか気分的にそうだっただけ」
『ゲームじゃないんだ』
「人ん家だからな」
『わかってんじゃん、、なんか飲み物持ってこようか』
「何があんの？」
『んー、、酒』
「この家酒とココアしかねぇーのか笑笑」
『バカにしてんな？お茶もあるわ、、、そういえばワインあったな』
「まじ？」
『おん』
「どっち？」
『赤』
「いこうか」
『あいよっ！、、チーズ』
「いる」
『あいよっ！』
「なぁ、ワインとチーズで映画見るのに居酒屋のテンションやめれる？」
『失礼致しました。お客様こちらワインとチーズでございます、ごゆっくりどうぞ。』
「そのさぁ、間わないわけ？」
『ﾁｯ、注文の多い客だな』
「さーせんした」
『あい、それで何見るか決めた？』
「これでいい？」
『あぁ、私3回は観てるな』
「俺、今日で5回目」
『やめようよ笑』
「えー？じゃあこれとか？」
『お、いいじゃん観たことあんの？』
「ない、お前は？」
『ない』
「よし」
樹とソファーに座って、映画を観た。
2人揃って片手にはワイン。
皿に盛ってあるチーズをつまみながら。
ちなみに映画はバチバチのアクション映画。
まぁこんな時間も悪くない。
むしろ心地がいい。
会話をしなくても、しんどくないし。
お互い映画に集中。
久しぶりにこんなにゆったりした時間過ごしてるな、
.
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作者名：カ | 作成日時：2023年1月19日 3時
