十一、 ページ12
ｶﾞﾁｬ
「酒もらってるわ〜、、、、、ってちゃ、お前も髪乾かせよ」
『やっぱりめんどくさかったわ』
「そりゃ、めんどくさいに間違いねぇけど」
『もうちょいしたら乾かす』
「そうしろ、綺麗な髪してんだから」
『あ、何？そんなふうに見てたの？』
「普通に思うだろその髪じゃ、お前バージンだっけ？」
『なわけ、ブリーチ何回もしてたよ』
「そういや、金髪とかの時期もあったな」
『そうそう、、よっ、私も酒のも』
「また金髪とかさ染めたりしねーの？」
『似合わないからさ』
「何？それ誰かから言われたの？」
『は？何そんな怖い顔してんの？むしろ評判いいわ』
「あ、そう」
『ただ単に、今のでしっかりきてると言うか、落ち着いちゃってんのよ』
「今度カラーしてよ」
『あんた、今の話聞いてた？』
「おん」
『金出してくれんならいいよ』
「がめついな」
『へーへー』
「その、適当にあしらうのやめろ」
『さーせんね、てか黒楽じゃん？樹も知ってるでしょ』
「それは間違いねぇ」
『んねー？っと髪乾かしてくる』
「おう、、乾かしてやろうか？」
『あのねぇ、そう言うのは彼女にやれって』
「だからいねぇって笑」
『こんな女に面倒かけてないで彼女作れ』
「、、、んー」
『じゃ、行ってくるから』
ねぇ、樹
さっきのほんとに思ってるよ。
私なんかの面倒見てないで大事な人作りな。
面倒かけさせちゃってる私が言うのも変だけどさ、
樹には自由に楽しくSixTONESと家族と樹の好きな人と
幸せになって欲しいのよ。
同期の私のことなんていいからさ、
人生謳歌してよ。
人生一回きりよ？
無駄な時間なんて無いかもしれないけど、
私にはわかる。
私といる時間は勿体無いよ。
私といるくらいなら、せめてちゃんとお 家に帰って
ゆっくり湯船に浸かって
好きなゲームでもなんでもして
休んでよ。
そうしてくれた方が絶対いいよ、
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作者名：カ | 作成日時：2023年1月19日 3時
