大丈夫の合図〈赤〉2

本心 ページ6

送られないとわかっているのに
届かないから本心でメッセージを送れる気がして




“重岡大毅”


そうかかれた宛名にメッセージを送った。


A何で忘れるかな?私の事忘れんといてや、
Aって私やで?シゲが言ってるAって私。
何でそうやって、苦しい思いさせられるの?……






わかってるよ、一番苦しい思いをしとるのはシゲだって、


その苦しさもわかってるから、余計に苦しいんや




Aシゲが好きだから、大好きだから、…
…いなくなって欲しくない。
こんな思いするなら最初からシゲに出会わなければよかったんかな?
そんなこと思うときもあるけど、頑張って乗り越えてみせるから
シゲも頑張ってな?………


いつだって私の味方でいてくれたから。

今度は私がシゲの味方になる


Aシゲの支えでいれるように頑張るから。
だから、見てて?





“重岡大毅さんに3件のメッセージを送りました。”





“重岡大毅さんの電話番号は現在の使われていないため
メッセージを送ることができませんでした。”




ただ意味もなく、その画面を暗い部屋の中見続けていると






“神山智洋”





そう表示された。通話ボタンを押して

ゆっくりとスマホを耳に当てると





〉A今から会える？


そう聞かれた。

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