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練習が終わって各自寮に戻ったが私は自主練を開始し始めた。
最終兵器を持って存在しているのは、アレスの天秤が正しいと証明するため。
私がタイムリミットまでに必ず成し遂げる。
新しい…必殺技を見につけるか…な。
[ザ・ラストペンギン]
闇属性のシュート技。
「何してんの?」
そう、声をかけてくれたのは悠馬だった。
『私も練習しないと…』
「寮に居ないから、脱走かと思った。」
『何を言ってるのか私にはわからないわ。もしに仮に脱走だとして行く術はあると思う?貴方にはわかってるはずだわ。』
「嘘だよ。西蔭から教えてもらっただけ。」
『嘘にも程がある。』
「ごめんごめん。」
『そう言えば…私のタイムリミットはフットボールフロンティア終えてからすぐだった。』
「後2ヶ月…?」
『そう。最近頭痛も激しくなってきたし…リンパ節に転移していたらそこまで生きられないわ。』
私の人生に変えてまでこの世界を変える。その意思は揺るぎない。
『悠馬は良性のステージ4でしょ?私もだよ』
どこまで似るのかな。
悠馬はディフティングをやりながら話す。
「なら、とれば治るんだ。でも取らなければ死か」
『その意思は持っているから関係ない。私がこの世界を変える。その為にここにいるって言っても過言ではないからね。私の宿命。』
「なんども聞いてるさ。僕も同じだよ。仕方ない。絶対優勝するよ。」
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作者名:花恋 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/nove/madok
作成日時:2019年3月3日 8時