アレスの天秤の実験台 2 (ページ9)

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『でも、私は未来のある人が薬の投与で感情を無くすのがとても嫌に覚えてきたんだ。私のように腫瘍も含めてね。だから、潰せなくとも見直して欲しいと思った。少しでも思入れがないわけではないもの。実験台だとしても私をここまで教育してくれたからね。』

「確かに夢香、頭も運動神経もいいもんな。」

『まぁ、一応成功したらこんな感じなるとは言われてきたけど…流石に脳腫瘍は怖いよね。』

「脳腫瘍を取れば…？」

『再発の検査はするけど…今よりは時間ながくできるよ。きっとだけどね笑笑』

「そのために頑張ってんだろ？笑」

『勿論ね！私だってこの世に生を受けたからには、もっと生きたいし、やりたいことだって沢山ある』

「俺も夢香に負けないように頑張るぜ！！！」

『笑笑頑張ろ！笑』

過去を打ち明けると少し気がふっ切れた気がする

「逢坂！見舞いに来た…ぞ！？」

この声は灰崎

『灰崎と稲森くんと西陰じゃん！』

「「なんで！てめぇ/氷浦が居るんだ！」」

「ご無沙汰してます、夢香さん」

「いや、俺も夢香のお見舞いに来たんだよ！！」

『みんな、ありがとうね～！！』

「野坂さんと階が違うんですね」

『んー、なんか違ったから話に行けないわ笑笑』

「俺たち3人からお見舞いの品これです」

3人は私の好物のプリンとお茶を持ってきた

「やっぱ、お前らも夢香の好物知ってんのか！」

「おう、夢香さんの好物ぐらいは知ってる。まぁ、稲森と灰崎は夢香さんにバナナとか買おうとしてたんだがね」

『笑笑何もらっても嬉しいよ？てか、来てくれるだけで本当に嬉しい！』

『みんな、悠馬の所の終わりかい？』

「そーだよ、おめーが元気にしてるか気になって来たくもねーけど来てやった」

『それはそれは笑笑灰崎なら茜さんのお見舞い毎日言ってたから好意的に来たとしか思わない』

「うるせっ！」