アレスの天秤の実験台 2 (ページ13)

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私はアメリカに旅立ち手術をしリハビリを頑張って帰国した。

リハビリは毎日が訓練のように辛かった。なんとか医者に大丈夫と言われた

悠馬はまだアメリカにいてしっかりリハビリをしている最中

『久々だな、日本！』

アメリカにいる途中は結果だけとその試合の状況を氷浦とハオから聞いていた。

オリオン財団も調べていくと結構わかって来た。たまに監督から電話が来たりメッセージが来るのでそれに返答したりでかなり忙しかった。

遅くまで詳細を調べていたらよく看護師さんに怒られていた。

外でサッカーをしていると雨宮太陽くんと少しだけ一緒にしたりもした。

彼が病気を治し、大好きなサッカーが出来るのであれば…彼に私の必殺技の１つでも渡したいね。

楽しかった思い出よりも今を考えなくては……

「お、きましたねー。夢香さん。」

『監督お出迎え有難う御座います。ハオも』

「夢香調子はどうだい？」

『うん…大丈夫みたい。』

『現在オーストリア戦が終わりましたね、あの1戦は大変だったと聞いています。一星君の件まだ片付いて居ないそうですね、監督』

「それがそうなんですー」

『一星充君はもうこの世に居ません。そして、現在居るのが一星光君。全くの別人ですね。光君が名乗っているのは兄の名前です。』

「夢香さん、全て調べてくれたようですねー。助かりますー」