才場の娘は十傑評議会メンバーです

1ー3 ページ5

『美奈子、あなた講義は？』

「今日は香音様と違った講義を選択致しました」

『そう、わかったわ。頑張りましょうね！』

「私の講義が終わり次第迎えに参ります」

『あ、急がなくて宜しくてよ？終わってからでいいですから！あなたはあなたですから』

「いえいえ、香音様！従者である身ですから！」

『美奈ちゃん、いつも言ってるわよね？？そんなの関係ないって！』

「分かりました。香音様お気をつけて！」

ふぅ、毎日こんな感じ。美奈子ったら講義終わりにすぐくるんだから……急がなくともいいのにー

よし、1限目。頑張ろう

ｷﾝｺﾝｶﾝｺｰﾝ

チャイムがなったと同時に部屋へ入る。んでいつも思うのが…人いなかったらどうしようって。

ｶﾞﾁｬｯ

良かった…今日も全員…今日は昨日合格した中学生と高校生相手

『皆様、ごきげんよう。私の名前知らない人居るかもしれないので一応ご挨拶を。講師の幸平 香音です。』

コソコソ聞こえてくるのが知らないわけないだろ！とかだったから少し安心。

『今日はあなた方には普段お目にかからないであろう、スーパーの激安お肉です！』

みんな声を揃えて驚く

「えーーーーー！？！？！？」

「香音様の講義は人気が高いから入ってみたんだけど、意外性抜群だな。これが零席の講習か！」

「いやいや、香音様には香音様なりの考えがあるものよ。きっと」

『このお肉を私が美味しいと思うお肉に仕上げてください。何を付けても構いませんわ！』

『私が何故このお肉にしたのかと言いますと、あなた方の本当の実力を私が見たいんです。このお肉はいつだれでも買える安い肉、この1つでさえ美味しく調理出来なければここには必要ありません。という事でA〜Eまで判定つけます！では！開始！』

1ー4→←1ー2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す