才場の娘は十傑評議会メンバーです

2ー1 ページ13

薙切side

私が食べたことない味！とても美味しかったわ

でも！むかつくのよ！あの態度！！

…昔、香音に言われたことと同じことあの男に言われたわ

『あなたの料理は面白くない。』

あの時香音にだした料理はおじい様との会食で出すお料理。

知らない人が食べたら頬が落ちるくらいに仕上げていたのに通りかかった香音が食べると言われた。

私は満足行っていたわ。

香音に理由聞くと

『失敗しない料理なんてやってる意味ないよ』

確かに私は神の舌。私の舌は完璧の品を創り出せる。

香音も私の舌以上に味覚、嗅覚を持っている。

確かに香音の作った料理の試作品は美味しいとは言えない

香音に対しても美味しくないわ！なんて何遍も言ったわ。

でも、会食や食戟で出す品は絶品。

私と何が違うんだろう？









香音side

「香音様、えりな様が第6料理棟作られたそうですよ？香音様も自分専用の料理棟作られてはどうですか？」

『いらないわよ笑えりなに貸してもらえれば十分よ！』

「そうですか？」

「えりな様、丼物研究会に食戟挑む予定ですよ？」

『食戟好きね〜？』

『結果だけ、教えてくださる？後、新入生にお会いしたいわ』

「両方承知しました」

「すみません、幸平さんどこかわかりますか？」

「香音様！今丼研にいると思います！」

『わかったわ！ありがとう！』

ｺﾝｺﾝ

『失礼するわ！』

「ん……丼研は廃部だ…」

「って！何の用だ！ごら！まだ廃部にさせねぇぞ！」

「…香音様…」

『えぇ、わかってるわ』

『ここに新入生来てないかしら？』

「…来てるよ。そこにいるだろう！」

『あら、恵ちゃんまでいたのね！』

「誰だ？アイツ」

「し、知らないの！？遠月学園十傑評議会第零席の幸…平…香音ちゃんだよ？」

「ん！！！！！？？？？香音？」

『いや、お兄ちゃん酷いわ！』

「「「お兄ちゃん！？」」」

『美奈子、この噂の編入生、ブーイングだらけのロッシくんに勝ったのが私はお兄ちゃん』

「いやいやいやいや…お前が十傑！？そーか、なるほどな…てか中3だろ？え？髪切った？」

「香音ちゃんは中１の時に十傑に入ったの。勿論2年間首席進級！今は薙切さんのお屋敷に入ってるよ！」

「あ、香音様だからですか…ご兄妹似てますね。食戟は激安スーパーの品とか。」

「おぉぉぉ！お前もあのスーパーか！！」

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