おやすみ sgi ページ6
side:you
眠い。非常に眠い。
夜、今日提出しなきゃいけない資料を作っててオールしてしまった。
そうしたらまさかの提出日は明日だったという。
今日も今日とて家で仕事をしている。
もう瞼があと2mmくらいで閉じてしまう。
「A〜!実験やりたいから…ってどうした?」
「そんな眠いなら寝たら…?」
寝る、今その単語をきかせるな。
本当に落ちる。
「や、だめなのよ。ほんと、これ終わんないわけよ。」
須貝さんよ。
今私を眠りの底に落としたら怒ってしまうぞ。
寝てしまったら丸一日寝る気がする。
「それいつまでにやらなきゃいけないのよ?」
彼にそう聞かれてスケジュールを確認する。
「ん、今日の夜にデータ送れば間に合う。」
「じゃあ寝ちゃえば?時間指定してくれれば起こすよ?」
また寝るとか言う。
そんな言葉言っちゃダメだって。
これを終わらせてから何も考えずに寝たいんだから。
「これだけは…!やりたいの」
そう言って私を寝かせようとする彼を沈めた。
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「終わったあああああああああ」
約1時間半私は葛藤していた。
もう眠気は限界だ。
すると、須貝さんがブランケットを渡してくれる。
「昼ごはん作るから一旦寝てな」
チラッと彼を見ると、エプロンをつけながら話していた。
「うぅ、ほんとにありがとう、、」
昼ごはんは私の担当だったんだけど、今日は甘えてしまおう。
「次からは無理せず寝ること!守らんかったら俺怒るからね!?」
もう既に怒ってるじゃん、そんなことを言う間もなく私の瞼は落ちていく。
「ごめん寝るおやすみ、」
ギリギリのところで彼に眠る宣言だけして目を閉じた。
「ん、おやすみ、よく頑張った。」
オチがない。
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作者名:Karen | 作成日時:2020年4月4日 2時