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いじめ fkr ページ2

※福良さんとはお付き合いしてます。


side:you


私はQuizKnockのライターだ。
クイズを作ることはすごく楽しい。
けれど、オフィスに行く時は、憂鬱になる。

また、やられてる、

私が今日提出しようとデスクに置いていた資料がビリビリに切り裂かれてる。
誰がやったかなんて、分かってる。
美保先輩。私のことが嫌いな人。
この前たまたま私の資料を切ってるところを見てしまった。
でも、こればっかりは困る。
いつもの資料なら作り直せばいいんだけど、これは昨日福良さんに渡された資料であって、元の状態が分からない。直しようがないのだ。

「どうしよう、」

もういい加減にして欲しい。
QuizKnock全体に迷惑をかけるようなことはしてほしくない。
もう、直接言った方がいいのだろうか。
そう思っていた直後、


「あれ?Aちゃん、どーしたの?紙、ぼろぼろじゃん。」

美保先輩がニヤニヤしながら声をかけてくる。

「あの、これ。福良さんに頼まれてた資料なんです…。」

「こういう事するなら、みんなに、迷惑がかからないものにして欲しい、です。」

はっきりと、言ってしまった。
絶対に怒らせた。

「はあ?私がやったって言いたいわけ?」

そう美保先輩は小さな声で言った。
何故わざわざ小さい声で言ったのか、
違和感を感じた次の瞬間、

「ひどい!Aちゃん、なんでそういう事言うの?!」

そう、大声で叫んだ。
オフィスにいる人全員がこちらを見る。
あぁ、やられた、と思った。

「美保さん…?どうしたんですか?」

当然ながら彼もこちらを見るわけで。

「うっ、Aちゃんが、自分のミスを、私のせいに…!」

美保先輩がそう言うと、みんなが一斉に私の方を見る。
お願い。そんな目で私を見ないで。
違うよ。
なんで美保先輩が泣いてるの?
泣きたいのは私だよ。


「Aちゃん?あの、」

彼も私を疑っている様子だった。
一瞬で全てがどうでも良くなった。

「頭冷やしてきます。」


そう言って、私は自分のバッグを握りしめ執務室から飛び出した。
涙が止まらない。
そしてオフィスを出ようとした瞬間、

ガチャ

と玄関の扉が開いた。


「え?Aちゃん、どうしたの?」

『ぁ、伊沢さん、すいません』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


伊沢さんに泣いてるとこ見られちゃったな。
何やってんだって感じ。
冷静になろうと、公園のベンチに座り空を見上げぼーっとしていた。
その時、

プルルル

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作者名:Karen | 作成日時:2020年4月4日 2時

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