【QK】怖がらないで【ymmt】

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なんだかんだあって私の初記事は執筆完了。
伊沢さんにみてもらって投稿した。
新たなライターとして認めてもらえるといいな。


｢ね、冷蔵庫にお酒あるし今からこのメンツで飲まね？｣

そんな伊沢さんの声掛けに応じるようにみんなのテンションが上がる。


みんなで今から飲むんだ。
私の返事を待ってるのか4人の視線がこちらに向く。
うーん、私、お酒強い方ではないんだよな。
しかも皆さんと飲むとなると前みたいに泣き出す可能性まである。


『すいません、私は帰りますね。』

｢あ、暇じゃないの？歓迎会みたいなもんなのに｣


歓迎会…！
これは主役が私のやつだ。
断ってもいずれまたお誘いいただく羽目になる。
だったら正直に言おう。


『時間は、大丈夫ですけど…その、私お酒に強くなくて、』

｢泣いちゃうもんね。｣


なんで言うのこの人！
泣き上戸とかめんどくさい奴じゃん…
バレたくなかったのに、。


｢確かに酒豪には見えねえな、｣


｢前一緒に飲んだ時くらいのペースで行けば大丈夫じゃない？｣


山本くんが冷静に言う。
前飲んだペースじゃアウトじゃないのか。
あれは完全に飲みすぎだ。
ん？どうしてみんな静かになったのだろうか？


｢あれ、お前ら今日付き合ったんじゃないの｣


1番最初に口を開いたのは伊沢さん。


『そうですけど…』


次に口を開いたのは河村さんで。


｢お付き合いしていないけど2人でお酒は飲める関係だったんですか…。なるほど。｣


あ！！！
よくよく考えたらそうじゃん。
全部暴露しちゃった。恥ずかし。


『なんというか、私が闇堕ちしてた、みたいな…』

｢闇堕ち…？｣


闇堕ちなんて表現、なかなか聞かないと思う。
けれど、それが適切だと思った。


｢で、一緒に飲も？｣


きゅるきゅるとした上目遣いで祥彰が言ってくる。


『あ、、、ぅん…』



祥彰に言われたら断れなくない？
ずるいよ彼。
もう、こうなったら徹底的に飲もう。
良いだなんて知ったもんか。

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