慰めてくれた。 ページ8
「A、鬼の言うことなど気にしなくていい。」
煉獄さんが口を開いたのはもうすぐ私の家に着く時だった。
「Aは弱くなんてない。俺が認めた人だ。
Aの強さも努力も俺は知っている。
君のことだからあの鬼の言葉を重く受け入れてしまうかもしれないが...君は強いんだ。だから考え込む必要はない。」
そう言う煉獄さんの言葉に泣きそうになった。
「今日の任務での動きも随分良くなっていた!もっと自分に自信を持ってもいいと思うぞ!」
別れ際には煉獄さんはそう言い頭を撫でてくれた。
煉獄さんの顔を見上げると優しく唇を重ねられた。
唇が離れると次は抱きしめられる。
「おやすみA。ゆっくり休んでな」
そう言うともう一度唇を重ね、手を振りながら歩いていった。
「おやすみなさい!煉獄さん!」
何も言えていなかったことに気づいてそう叫ぶと、こちらを振り向いて笑顔で手を振ってくれた。
「...逆に寝られなさそう」
接吻とか...初めてだったし
頭撫でられ接吻され抱きしめられ耳元でおやすみと言われ
ときめきフルコースじゃないですか!
風呂に入っても布団に入っても
さっきの感覚に顔を赤くした。
ーーずるいです。...杏寿郎さん。
いつか杏寿郎さんと呼べる日が来るように
頑張りますね
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2020年12月30日 0時