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合同任務だった。 ページ7

「今回の任務は神隠しのような噂が立っている場所らしいな!特定の場所へ行った人が行方不明になっているという!」
「ほほう!それが鬼の仕業かもしれないということですね!」
「うむ!その通りだ!」

場所は山の一角。頂上には神社が立てられているため、その山道だという。
元々無かったはずの場所に祠、お地蔵さんがおり、それに手を合わせると行方不明になる。
その前を通るだけで連れていかれることもあるという。

「1人で連れていかれることのないように手を繋いでいこう!」

これは任務だ。照れてはいけない。照れては...
しかし手から感じる煉獄さんの温もりが暖かくて妙に安心してしまう。しかも心臓が...

「ふむ。これが噂のお地蔵さんと。
これは鬼で間違いなさそうだな!」
「ははははっっよくぞ見破ったな!お前らも引きずり込んでじわじわと殺してやるよ」

気づいた時には2人して引きずり込まれたようで

「炎の呼吸ーー」
『雪の呼吸ーー』

すぐに戦闘が始まった。

「ここは血鬼術による仮の空間、お前を倒せば元の場所へ戻れるということのようだな」
「判断力がいいなぁ!かなり頭が冴えるようだ」

鬼は余裕そうな笑みを浮かべていた

「それにしてもお嬢ちゃんの方の攻撃はなかなか当たらないねえ。避けてばかりだ」
『ッッ...』
「彼女を馬鹿にするな!」

何かに火がついた気がした
ーー心を燃やせ

『望むところよ!言われてばかりじゃつまんないわ!

雪の呼吸 参の型 吹雪弾!』

『ーー疾風雪!』

『ーー飛雪千里!』

体の奥から力が漲るような気がした

「ははは!そうだそうだ!そうでなくちゃなぁ!」
『笑っていられるのも今のうちよ』

「炎の呼吸 弍の型 昇り炎天!」
『雪の呼吸 伍の型 凍積雪!』

ここから2人同時に技を出して行った。
鬼にも焦りの表情が出てくる

「A!後ろに回るんだ!!」

おそらく頸を狙っていくということだろう。

後ろに回り込むと、頸が守りきれていないことが分かった。
目線で合図を送り、2人で頸を斬った

「閉じ込められていた人達はもうみんな亡くなっているようだ。」
もうすぐ夜が明ける。2人で亡くなった人達に手を合わせ、隠しが到着したのを確認してから帰路についた

鬼の言葉を気にしてしまっているからか、少し落ち込んでいても、煉獄さんは私の手を繋いで、何も言うわけでもなくゆっくり一緒に歩いてくれた。

慰めてくれた。→←謹賀新年【番外編】



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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2020年12月30日 0時

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