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「んじゃ、少し煙草吸ってくるわー」
「む?宇髄、煙草は吸わないのではなかったか」
「たまーーに吸いたくなるんだわ。」

宇髄さんはそう言って、言っていた通りに席を外した。

私は髪で隠れた耳にワイヤレスイヤホンを差し、先程から繋げていた電話から宇髄さんの声を拾う。

結局だなぁ、手伝ってもらっちゃって。
まあでも、次に1人でできるなら…

きっとそれは自分に甘えているだけなのだろうなんてことを思いながら緊張気味に煉獄さんと向き合った。

「うまい!」と声を上げ美味しそうに箸を口に運ぶ煉獄さんを見てるだけで幸せで…
なんて言ってられない。

黙っていると左耳から宇髄さんの声が聞こえてくる。喋らなければ地味だ地味だとうるさいだろう。

『煉獄さん、あの…』

どう話を切り出したら良いのかが分からず、そこで口ごもれば、煉獄さんは食べる手を止めこちらに顔を向ける。
そして電話越しには宇髄さんが「派手に言っちまえ!」と興奮気味だ。

少々通話音量を下げて次の言葉を考えた。
いや考えるほどでもなく、次の言葉で誘うのだ。

これじゃ告白するなんて身が持たない!と思うほどの心臓の高鳴りに自分でも驚いた。

『しょ、食事……行きませんか』

そう言った瞬間だった。
煉獄さんの「うむ!今日でいいだろうか?」との反応と電話越しの「おいお前告白じゃねぇのか!!」という発狂に近い声が被ったのは。

宇髄さんの告白じゃなかったのか!?との声は止まなかったので悪いと思いながらもそっと通話を切り、無事食事の約束をすることができたのだった。

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まゆ(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援しています! (2022年4月18日 7時) (レス) @page36 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
衣世(プロフ) - 更新お疲れ様です!夢主うどんが好きって正直に言っちゃうの可愛いです(^_^)私もうどん好きです!笑  (2021年6月14日 18時) (レス) id: 1ea4fe96cf (このIDを非表示/違反報告)
みからん。(プロフ) - 衣世さん» よくコメントしてくださってありがとうございます…!!引き込まれるってのは初めて言われたのでものすごく嬉しいです…!!これからも楽しみにしていてくださると嬉しいです! (2021年5月13日 20時) (レス) id: ae01bfe3d2 (このIDを非表示/違反報告)
衣世(プロフ) - かっこいい!最高ですね!車で迎えにきてほしいです(;´Д⊂)前作も読んでました。お話に引き込まれます〜(^-^)更新楽しみにしてます☆ (2021年5月13日 18時) (レス) id: 1ea4fe96cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ka:ran | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年5月13日 12時

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