メッセージ ページ31
あの勉強会の後。
「次の小テストの結果不死川先生に見せます!!!」
という光玲のおかげで不死川さんと連絡先を交換できた。
しかし、小テストの結果と、
『光玲が不死川さんのおかげだととても喜んでますよ〜!』
というやり取り以外には何も無く、
私はトークを開いてはなにか話すことは出来ないかと思い迷ってばかりであった。
そんなこんなで1ヶ月経ってしまって
既に夏休み。
そういやここ3週間は不死川さんと会っていない。
大体1週間に1度なんて頻度で来てくださっていたもんだから
それはそれはもうこの期間が寂しくなってしまうもので。
「やっほー!お手伝いに来たよ〜」
『あっ恵那さ...』
「恵那ありがと〜!さあさあ上がって上がってぇ、とりあえず休もうか」
『真面目に働けクソ兄貴!!!』
夏休みになると兄の彼女が前より頻繁にお手伝いしに来てくれるようになった。
兄の彼女の恵那さんは製菓学校時代の兄の後輩で22歳の美人さん。
『おいクソ兄貴。早速恵那さん拘束して仕事サボってんじゃねぇぞゴラァ』
「ほら光真さん、私はお手伝いにきたのよ?」
「ったく厳しいなぁ」
兄はベタ惚れ。恵那さんは本当に兄には勿体ない人だと思う。しかし優しい姉が出来たようで私はかなり嬉しいのである。
「Aちゃんしっかり者よね〜」
『そうですかね〜』
恵那さんがお手伝いに来た時は仕事が楽しい。
おしゃべりしながら出来るからだ。
「よしっ、休憩ね」
『飲み物持ってきます!先休んでいてください!』
休憩時間に入るともっと2人でゆったりおしゃべり。
「Aちゃん、携帯通知かしら」
『あっ、ほんと......だ...』
「ん?どうしたの?」
そのメッセージの通知が表示されている画面に釘付けになった。
"月曜、もし空いてたら2人でどっか出かけねェか?"
一瞬思考が止まり、何がなんでも行きたいと思い、
そして気づけば誰にもなにも言わずに
"はい!"
とすぐにメッセージを送っていた。
「その様子は男の人とのデートね??
いいわよその日は1日私がここに手伝いに来るから!」
『えっ、ほんとですか...!?』
「光真さんはシスコン気味だから説得ね」
『よくお分かりで...!』
「私も全力で協力するわよ!!
女子力上げて行ってらっしゃい!」
その女神のような笑みに合掌し、
一気に天に昇るような気分になった。
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みからん。(プロフ) - 奏海さん» 奏海ちゃんありがとおおお!めちゃくちゃ嬉しいっ! (2021年4月3日 22時) (レス) id: 3c762f9a68 (このIDを非表示/違反報告)
奏海(プロフ) - みかんちゃん!早速読みに来たよ〜!!!めちゃ面白い。。続き楽しみに待ってるね! (2021年4月3日 19時) (レス) id: d291d10447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2021年4月3日 15時