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ページ22

『うぅぅぅっ...うぁあ"ぁぁっっ』

『うぐぅぁっむりぃぃっしぬっぁぁ』


扉の向こうで聞こえる女の泣き呻く声
俺は緊張、不安、心配、期待が入り交じる思いで
隣の玄弥と静かに待ち続ける。


「ほぎゃぁぁ!ほぎゃぁぁ!」



赤子を抱くと自然と溢れる涙。
すぐそこには女が疲労困憊で横たわる





「お父さん!!」

小さなガキが俺を「お父さん」と呼ぶ
...俺が父親...?

そしてすぐそこでは陽だまりの下
さらに小さな赤ん坊を腕に抱く女がいる。


『実弥さん!笑いましたよ〜!!
笑ったとこは実弥さんにそっくりかも!』


女が俺を見て嬉しそうにそう言う。








女が夜空を見上げて目を閉じ、笑顔で何かを願っているような

『星に願いを、ですよ!
不思議と願掛けしたくなるんです』

星に願いをとか聞いたことはあるけどな。






「お父さん死んじゃいやだぁぁっ...」
『これは、しょうがない事なのよ、
残りを幸せに過ごすしかないのよ?』
「嫌だよ!!嫌だ!!嫌だったら嫌だ!!」
『それは分かるけど...』


俺と女が泣き喚くガキを抱きしめている。
俺が死ぬ...?






布団に横たわる俺の周りに
女と子供が2人
泣きわめく子供2人と
泣くのを堪える女

『実弥さん、どうか安心してくださいね
2人は私がしっかりと育て上げますよ...』
「お父さんっ...お父さんっ...いやだよっ、死んじゃやだぁ!!!」
「おと...さんっ...、!おと、さんっ...!!」









『実弥さん、愛してますよ、
実弥さんのお嫁さんになれて幸せでした。
ありがとうっ...ございました...!!』

見知らぬ女の夢→←不思議な夢



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みからん。(プロフ) - 奏海さん» 奏海ちゃんありがとおおお!めちゃくちゃ嬉しいっ! (2021年4月3日 22時) (レス) id: 3c762f9a68 (このIDを非表示/違反報告)
奏海(プロフ) - みかんちゃん!早速読みに来たよ〜!!!めちゃ面白い。。続き楽しみに待ってるね! (2021年4月3日 19時) (レス) id: d291d10447 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ka:ran | 作成日時:2021年4月3日 15時

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