好みを知った。 ページ5
仲間が任務で重症を負ってしまい、蝶屋敷で休養中とのことでお見舞いに蝶屋敷へ行く途中に、炎柱様を見かけた。
あれから、炎柱様と会うと、挨拶をかわしたり軽くお話する程度の仲になることは出来た。
そして炎柱様は結構モテる事を知った。
女性隊員に囲まれているのを見ることが多くなった。
今もその現場を目撃してしまった。
「炎柱様の好きなタイプって、どんな女性なんですか?」
「むぅ...それは難しい質問だ!俺は恋愛とはよく分からん!」
「理想の女性像とか...!」
「理想...優しく明るい人が話しやすく、一緒にいて楽かもしれないな!」
「わー!じゃあ私はダメですか?」
「よく分からん!そろそろ離してくれないか!」
あ、どうしよう。好みを偶然聞いてしまった
ーー優しく明るい人が話しやすい
自分には当てはまらないものだった。
優しくはない。
明るいかと言われればそうでも無い。
諦める...??
そんな考えが過ぎるも、
でも諦めたくはない。そう思った。
いつの間にかこの恋にここまでも本気になっているのだと実感した。
『頑張ろう』
まずは会ったら自分から明るく挨拶を出来るように。
163人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ka:ran | 作成日時:2020年12月26日 16時