退屈 ページ10
『やることなさすぎだろ。なに、傷が深いからあまり起き上がるなって。いやいやもう大丈夫だろ普通に痛くねぇし起き上がれるだろ。やだもうほんと退屈すぎる』
蝶屋敷にて休養2日目の朝
煉獄は違う部屋で寝てるらしい
実弥はしのぶちゃんの配慮で隣で寝てます。
んなら煉獄も隣にしろよ
こいつ寝てばっかで話できねぇんよ。
『実弥ーーー起きろおおお話し相手になってくれえええほんとにーー。話すこととか思いつかんけどさーー』
「起きてる」
『起きてんなら返事しろよーーなーーーもーー』
「うるせぇ。静かにしろ」
『むり』
「どうせ話すことねェんだろうが」
『その通り』
なに、つめたい。なぜ。
え、うるさいので嫌われた?ん?え?
やだやだ。は?うん?覚悟の上って言ってなかったっけ
『冷たいなぁ』
「んなことねェ」
『んなことあるわー。傷つくー。君の大事なかわいいAちゃん傷つくー』
「......すまねぇ。」
嫌われてはいなさそうだな
『ってかこの病室のベッドがら空きだなぁ』
「そりゃそうだァ。胡蝶のいらねェ配慮がそうした」
『まじかぁ...実弥話し相手になってくれなきゃ私まじできついわ。他に話し相手いねーし。ってか薬やら食事やら持ってくる子アオイちゃんしかいなくね?実弥恐れられすぎじゃね?』
「仕方ねェ...」
『うん、自覚あったんね。』
前に実弥蝶屋敷来た時なほちゃんすみちゃんきよちゃん怯えてたもんな。 ってか私も柱になった時は実弥が1番怖かったけどよ。
そして数日。実弥任務復帰
私まだ休養。
この病室、私しかいない。軽い地獄かな
そして誰も来ない。私が独り言言わなかったらシーーンと静まり返ってるんだわ。
『さみしーーーーー!起き上がれるようになった所でやる事ねーーー。誰も来てくれねーー。昼も来てくれねーーー。薬と食事の時しか人が来ない!!うわーーー。』
「おうおう、本当に寂しそうにしてんなァ」
『実弥ーーー私ぼっち2日目よもう。やだほんと。実弥も来てくんねぇし』
「花買ってきたぜェ」
『うんうん。何の花?』
「名前忘れた」
『はぁぁ?花言葉思い出そうと思ったのによぉ!はぁ...』
「見たら分かんねェの?」
『わからん。』
そしてそのまま帰る実弥。
私と話す気ないん?え?
その2日後ようやく任務復帰
約2週間の地獄に耐えた。
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2021年1月19日 17時