鬼ごっこの末掴んだ幸せ【不死川実弥】 (ページ7)

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上弦の参ページ7

｢A！！おめェは後ろ回れェ！｣
『おう！』

私と実弥は煉獄の援護の方に動くようになった。

煉獄の怪我を最小限に留めるように
そしてこちらから攻撃もする

｢こざかしいな｣

猗窩座キレてんなー
しかしこんなんに怯むような柱じゃねぇぜ

ーー

猗窩座、なんか素晴らしい斬撃がなんちゃらかんちゃらほざいてっけどさ

おしゃべりなんだね君

『すまんけど猗窩座、その言葉必要あるかい？』

聞き飽きたこいつの話。

｢やはりお前を見るとイライラする。
お前を先に殺しておくべきだな。｣
『あー私っすか。私死んだら実弥に許してもらえねぇな。
...それに無駄死にしたら後輩に示しがつかねーし』

一気に体中に酸素を巡らせる。
特に足に集中

『私はそう簡単に殺されねぇ！』

思いっきり地を蹴り刀を構える

『肆の型遠雷！

陸の型電轟雷轟！』

すぐに2人も攻撃に動く。
煉獄の攻撃の護衛
そしてそのあと
実弥の攻撃の護衛もやった。

次は私の番

『雷の呼吸捌の型雷雲雷撃』
｢素晴らしい攻撃だ。だが｣
『体勢だろ？わかってるわ。』

この型使用後は体勢が崩れる
そのまま攻撃はしにくい体勢になる

それでこのタイミングで攻撃出すと思うか？

『雷の呼吸弐の型』

次の攻撃の構えをしながら瞬時に体勢を整え

『稲魂！！』

｢Aは体幹がいいのか。そして速く正確な技だ。女としては力も強い。｣
『で？何が言いたいん君。また私にも鬼になれっつーのか。よく飽きねーな。私は聞き飽きた。喋んな黙れクソ野郎』
｢選ばれし人間だというのに勿体ない。｣
『あ"？だからなんだっつーんだ。そんなもんに選ばれても嬉しくねぇしってか黙れ。声も聞きたくねぇわ』

怒りっつーかイライラに体中が包まれ、自然と体が軽く動く

『夜明けまで30分弱程度か。』

この鬼も余裕そうに振舞っているが余裕に見えねぇ。焦りが隠しきれていない。
こういう状態の時はどこかしら隙が出来てしまうものだ

上弦でもそれは同じだろう

隙を攻撃すればその攻撃に一瞬でも気が逸れる
それを繰り返せば頸も狙える

私の持ち前の速さで隙を見つけ、瞬時に次々と切り込む
きっと2人なら意図を理解してくれるだろう