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旅行 ページ40

『こちらこそ本当にありがとうございます。
私達鬼殺隊は、藤の家紋の家にもたくさん支えられ、ここまでやり遂げることが出来ました。私達鬼殺隊だけの力ではありません。』
「ずっと支えて協力してくださった方々あっての今です。こちらこそ、心よりお礼を申し上げます。」

こちらも2人揃って深々と頭を下げた。


部屋に案内されると、実弥が少し微笑んだ。

「どうぞごゆっくりお過ごしください」

家の方が戸を閉め、部屋に2人。

「あの時もこの部屋だったァ。この窓からの景色だ。昼も夜も絶景だァ。特に夜」

実弥が座った窓際に足を運ぶと、実弥によって、胡座の上に座らされる。

『わぁ...星が凄い綺麗...』
「だろォ?ずっとAに見せたかったんだァ」

思わずずっと見蕩れてしまうほどに綺麗な星空
山の麓の小さな湖に星が映っていてそれもまた綺麗で

「月明かりに照らされるAの横顔も綺麗だなァ」
『っな!?』
「絶景が揃ってやがる」
『ぐっ......お布団敷いてきます』
「1枚なァ」
『え、なぜ』
「一緒の布団で寝るぞォ」

立ち上がって実弥の顔を見てみる。
実弥こそ、月明かりに照らされた横顔かっこいいじゃん。
...こっちのが好きかも。景色より

なんてね。

別に一緒の布団でもいいかと思ってしまった


その後は着替えて眠る。
実弥に言われた通り、1枚しか布団を敷かなかった。

布団に入ると、実弥に腕枕される。

「死ぬまで1秒たりとも離れたくねェな...」
『それは同じだよ。ずっとこのまま歳をとるまでいたいよ』
「...そうだなァ、Aがいるから死にたくねェ...」
『実弥が死んだら後追いしたい』
「それは絶対やめろ。後追いしてきたら許さねェ」

実弥はあと3年...
私は5年...か。

嫌だな。実弥がいなくて生きていける自信ないよ

「A、あと3年ある。泣くのは早ェぞ」
『そう...だよね。怖いな、3年後』

冨岡もあと3年
煉獄はあと4年

私が最後まで残るのか

「今は考えたくねェな、違うこと考えようぜ」
『そうだね、明日はなにする?』
「この辺の散策だったり...いい場所があるから連れてく」
『楽しみにしてるね』

私から実弥に抱きついて、実弥の胸板に顔を埋めて目を瞑った。

『このまま寝る』
「ははっ、そうだなァ、おやすみA」
『おやすみ、実弥』

実弥も私を抱きしめてくれる。
そのまま眠りについた。


なにか、かなり幸せな夢を見た気がする。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2021年1月19日 17時

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