厳しい ページ15
「立ち上がれェ!」
「ヒィィィッ」
『止まるんじゃねぇぞ!』
「休憩っ休憩...」
『休憩はまだだ!!まだいける!』
普段と比べ物にならないくらいの厳しい鍛錬だ。
善逸は泣き叫び3度ほど失神。
獪岳ですら目に涙を滲ませながら頑張っている。
「むり!!無理だから!!死んじゃう!!」
「逃げんじゃねェ!!」
「ギャァァァァァァァ」
善逸は逃げたそうにしてるが
始める前に私が
『逃げたらその分次の稽古を厳しくする』
と言ったこと、
そして実弥への恐怖で逃げ出せない。
朝から7時間ほとんど休憩無しだった
「柱の体力って怖い...」
「だから柱になれてんだろ。」
『いやーでも2人も随分強くなったわ。成長成長!んじゃ、縁側でお茶でも飲んでろ
次は私が実弥と手合わせする』
実弥との手合わせは久々だ
前に手合わせした時は攻撃を躱すので手一杯だった。
激しく木刀がぶつかり地を蹴る時には土埃が舞い、お互いの風と雷が迫力を引き立てる
「随分強くなってんじゃねェか」
『強くなってなかったら大問題だわ。』
「確かになァ」
随分と渡り合えるようになったものだ
けどやっぱり実弥も強くなっているわけで
攻撃もかなり重く素早く鋭いものになってる
『やっぱり強いなぁ実弥は』
「Aもなかなかだぜェ」
終わった時、獪岳は驚いたような表情
善逸は顔を青くしていた。
「柱同士の稽古初めて見た」
『そりゃーそうだろうな!』
善逸は口をパクパクしてる。
何言おうとしてるんかなこいつ。
まあいいや。
『とりあえず今日はかいさーん。ほら帰った帰った』
「え?姉さんの夕餉は!?」
『はい?ここ風柱邸だし。姉さんの屋敷だったらいいけどここ姉さんの屋敷じゃないんで。はい帰った帰ったー!』
不満そうな善逸と獪岳
安心しろ次振る舞う夕餉すこし豪華にしちゃうんだから
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2021年1月19日 17時