ご褒美 ページ12
「姉さぁぁぁん!俺頑張ったよ!?15往復!したよ!?」
『うんうん。よく頑張りました。物凄く疲れた様子だけどこれはまだまだだかんね。
獪岳もしっかり走ったようだし、夕餉作ってあるから屋敷入りな〜』
「俺のは!?」
『無い!今日木とお友達になってサボったからなし。お前がサボらずこなし、その日の成長を私が認めたら夕餉もご馳走する。私の任務や2人の任務の時以外はね?』
2人は前から私の料理が好きだと言ってくれてたから
褒美は地味かもしれないけど夕餉だ。
「A、来ちまったぜェ」
『...うん。はい?断ったんやけど私』
「会いたくて来た」
『...あーーーーーそれは反則だ屋敷上がりやがれ。夕餉は残り物になるけど』
『ってことで!気をつけてなー善逸!また明日の朝集合!忘れんなー!』
うーん。厄介な継子2人であるな。
性格や価値観が違いすぎる
そして夕餉。
実弥に私の分譲った。偉い。
私は残り物を皿に盛って食べる。
『継子の訓練、鍛錬のご褒美は夕餉ご馳走様だな』
「それなら頑張るしかねぇ」
『獪岳も姉さんの料理好きだもんね〜』
ちゃぶ台を3人で囲み食べる。
『あーあん時姉さん勝手によろしくされたけどさ、あれ現実になってるやん獪岳!
獪岳って見る目あるね』
「馬鹿にすんな」
「ははっ、あったな。Aが寝るっつって襖の向こうで寝ようとしてよォ、そして獪岳に縛られた」
『ふがいねーわほんとに。』
よく考えたらあん時、私なら普通に獪岳飛ばせるやん。うん。なぜ大人しく縛られた?私。
「美味かった。帰る」
『はーい。じゃあな獪岳またあしたー』
「あ、明日の稽古は俺も見に行くわァ。
見るだけなァ」
『りょーかい』
こりゃまた善逸叫ぶなぁ
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2021年1月19日 17時