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旅行 ページ42

『ここら辺、空気が美味しいね』
「だなァ、」
『夏はカブトムシ取れそうじゃん実弥』
「確かにそうかもなァ...さすがにここまでは取りに来ねェけど」

山の中、整えられた道を手を繋いで歩く。
実弥は行き先を決めているらしく、私はついて行く。

少し歩くと、道の途中途中にかざぐるまが立てられていた
そこを抜けると広い広場のような場所に辿り着く。

柵から下を眺めると一面に色とりどりの花が咲き誇り、これもまた綺麗だった

「任務中に見つけた場所だァ。ここもAに見せたいと思ってた」
『任務中任務中って、どんだけ私の事考えてたんだよ』
「四六時中ずっとだなァ」
『それ任務に支障でない!?大丈夫!?』
「Aの事考えて頑張ってたんだァ。支障出るんなら考えてねェ。」
『あー。それもそっか』

一面の花畑に視線を移して頬を緩める。
これは花畑を見てではなく、今の会話の事を思い出して頬を緩めている

『ねえ実弥、死ぬ前に私の家族のお墓、一緒に行かない?実弥のこと紹介したいんだ』
「んじゃァ、俺もAを紹介したい」

死ぬ前にやること、増えた。
お互いの亡き家族に紹介する。

その後はそのまま、死ぬまでに一緒にやりたいことを話していた。

お花見したい
お祭りへ行きたい
仲間のお墓参りをしよう
2人だけじゃなくて、冨岡や煉獄、宇髄なども誘ってお花見したい
みんなで旅行もいいかもしれない。
2人で料理をしよう
お正月に凧揚げや羽付きしよう
2人で架空の未来図を語ろう

2人で.........

たくさんのやりたいことを紡いだ。

「なるべく全部叶えようなァ」
『うん!』

残り少ない二人の時間
楽しい思い出をたくさん作ろう。

そう決めた

墓参り→←旅行



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2021年1月19日 17時

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