求婚鬼ごっこ【柱】

意味 ページ46

『しーのーぶーちゃーん！』
｢はいはい、なんですか？休んでる人がいるのでお静かに。｣
『すまんすまん。1つ聞きたいことがあるんすよ。実弥に櫛と簪もら...』
｢えっ！？｣

ん？え？しのぶちゃんそんな驚くの？
え？

『ん？え、そんな驚く意味があるの！？』
｢意味...知らないんですか？｣
『うん！さっぱり！！』

まってよおお、なぜしのぶちゃんまでため息つくの？？

｢姉さん！！話は聞いた......それは本当なの！？ねえ！？｣
『え、うん。え、善逸知ってんの？』
｢当たり前でしょ！？！？めちゃくちゃ重要な意味だよ！？｣
『うん、どういう意味？』
｢それ、男の人が女の人に結婚を申し込む時とかn｣

『...ぎぇぇぇぇぇぇ！？！？』

意味をざっくりと知った私の叫び声が不死川邸にまで響き渡ったらしく。
実弥が駆けつけた。こいつ、今来て欲しくなかった。近くにいたという蜜璃ちゃんと伊黒まで駆けつけた。

やめて。こないで。

そしてしのぶちゃんが怖い笑みを浮かべて湯呑みと注射器持ってきたよ

怖すぎるまってやめてほんとにほんとにごめんてむりむり、え、伊黒に手拘束されて逃げられねぇ
追いかけっこより恐怖！

『すまん実弥！今度こそ私死ぬっぽいぜ！置いて逝く！』
｢大丈夫ですよ、死にはしません。最悪失神しますが｣
『いやぁぁぁ！！やだ！怖い！！』

と躊躇無く手の甲にブスリ。
手の甲痛いんよ。わかります？しのぶちゃん怖いよ

......あーーー。やはり毒だこれ。うん。

｢A！大丈夫かァ！？｣
『大丈夫...じゃ...ねぇわ...いっそ失神してぇ...』
｢あー...｣
｢あとこれ飲んでくださいね〜｣
『......ｺﾞﾌｫｯｯ...にが...地獄...すまんて...しのぶちゃん...』

しのぶちゃん、悪魔だ...

｢屋敷連れてくぞォ！｣

あはは。頭いてぇよ。心臓バクンバクンひでぇよ
しのぶちゃんどんな毒使ったんだよ
さらにめちゃくちゃ苦い薬湯で追い打ちをかけるとは。

｢とりあえず寝とけェ｣
『すまねぇ実弥』

実弥の顔みれねーー。
涙で霞んでるーーやだーー
変な顔してたら弄りたいのによおーー

そして意識を手放した


夢の中ではお花畑走り回ってたんで
死んだと思いましたね。はい。

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